「寺子屋」においでよ 高校生が運営、28日まで三栖公民館、和歌山県田辺
和歌山県田辺市中三栖の三栖公民館で25日、市内の高校生が先生役を務める「寺子屋」が始まった。対象は小中学生で、一緒に遊んだり、勉強したりできる。企画した高校生らは「冬休みは公民館においでよ」と呼びかけている。28日まで。 【高校生の挑戦を応援 田辺市の古民家に「集いの場」の記事はこちら】 今夏、高校生有志が小学生の居場所づくりとして、同市中屋敷町の福祉事業所で「寺子屋」を開いた。その時のメンバーが「あの感動を味わいたい」と企画し、夏と同様に地域食堂を運営する「くるむ食堂運営委員会」が協力。田辺高校と神島高校の生徒が参画している。 今回が初参加の神島高2年の森本結葵さんは「子どもが好きで、将来は学校の先生になりたい。小中学生との交流機会はなかなかないので楽しみ」と話している。 26、27日は午後1時~4時、28日は午前10時~午後3時。会場は公民館2階の和室。宿題や飲み物などを持ち込める。 28日は公民館で地域食堂も同時開催される。メニューはカレーで、18歳以下は無料。大人は300円。ボランティアスタッフも募集している。年齢不問。 食堂運営委の花村あゆみさんは「高校生の頑張りを応援したい。公民館には幅広い世代が訪れるので、若い世代とつながりが生まれればいい」と期待している。 問い合わせは花村さん(080・2105・9030)へ。
紀伊民報