立命館宇治が146キロ右腕が欠場も8回コールド勝ち!準々決勝で京都国際を破った京都外大西と激突【京都府大会】
<秋季京都府大会4回戦:立命館宇治 11-3 宮津天橋(8回コールド)>◇2024年9月23日◇太陽が丘球場 【トーナメント表】秋季京都府大会 23日までの結果一覧 14安打11得点と打線がつながった立命館宇治が8回コールド勝ち。8番遊撃の豊田滉治(2年)は4打数4安打3打点の大当たりだった。 立命館宇治は新チームになってから全員に木製バットの使用を推奨している。金属バットは900g以上と決められている一方、木製バットに重量の制限はない。「1年生でまだ力のない子に軽いやつを持たそうと思ったのがきっかけなんです」と里井祥吾監督はその理由を明かした。 しかし、実際は練習試合で折れることも多く、この試合で使用したのは主将で4番捕手の伊藤央太(2年)だけ。「木製バットは軽くできるので、自分に合っていると思っています」と840gのバットを使用している。練習試合などで折ってしまった経験もあるそうだが、「試合中は何も考えずにできています」と恐れることなくバットを振れていた。この日は1安打を放ち、センター後方への大きなフライもあった。 投手陣は最速146キロ右腕の柴田淳之介(2年)を右肘の張りで欠いているが、背番号1の道勇壱心(2年)が柱として活躍している。184㎝の長身から角度のあるストレートを投げ込み、スライダーやカーブの精度も高い。 「ランナーが出てからが課題」と伊藤が話すように5回裏には3安打を浴びて3失点する場面があった。この点を改善できれば、強豪相手にも好投が期待できるだろう。 準々決勝では夏の覇者・京都国際を下して勢いに乗る京都外大西と対戦する。「1番(谷春毅・2年)を抑えていかないと厳しい。何とかロースコアに持ち込みたい」と里井監督。近畿大会出場を占う好カードになりそうだ。