ゴルフ上達に欠かせない「ボールを打つより大事なこと」インパクトの瞬間1トン以上の力がはたらくゴルフ、やるだけスコアアップする練習方法とは
『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』#5
ゴルフがなかなか上達しないと悩む方は、実は見直すところが間違っていた!?︎ 練習場で球を打たなくても上達できるナイススイングのコツを紹介する。 【画像】打つより大事、飛距離アップにつながるストレッチ法 『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』(KADOKAWA)より、一部抜粋・再構成してお届けする。
肩甲骨が硬い人は肘が抜ける
ゴルフを長くやっていくためには、ケガをしないことが何よりも大事です。インパクトの瞬間は、毎回1トン以上の力が働いているので、どうしても手首のケガが多くなりがちです。 ケガの予防として手首を回したり、背屈したり、掌屈したりというストレッチは、お風呂あがりにいつもおこなっています。 股関節周りと肩甲骨周りもとても重要です。肩甲骨が硬い人は肘が抜けるのでスイングが悪くなりがちです。ここで紹介するストレッチをすることによって、テイクバックを上げたときの右肘が内側に入ってたたみやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。 そして股関節、腸腰筋は飛距離アップのためには極めて重要です。ところが腸腰筋は一番鍛えづらく、一番ストレッチがしにくいところで、かつ固まりやすい筋肉です。 テイクバックを上げてからそのまま振っても飛距離は出ません。上げたところから少し沈んでインパクトに向かうと、地面反力が使えて飛距離アップにつながります。そのときに大事なのは腸腰筋です。 これから紹介するストレッチをおこなう前とおこなった後では、前屈の柔らかさが10㎝くらい変わると思います。
練習場でいきなり打ち始めるのはNG
ゴルフは選手寿命が長いスポーツです。長くできるスポーツであるからこそ、日頃からのケアが余計に大事になります。 練習場に行ったらいきなり打ち始めるのではなく、足首、首、肩甲骨周り、股関節周り、腸腰筋と、必要なストレッチは必ずおこなうようにしてください。練習場について身体が硬い状態で打ち始めたら、スイングが悪くなるに決まっています。 自分は大学時代から、「練習をしない」と言われていましたが、身体の使い方、動きの練習は繰り返していました。 スイングにとって大事なのは、軸、コアの部分なので、身体を平行に動かすことができれば、あとは足を肩幅に開いて付け根から前傾するだけです。肘を曲げて手のひらを上にして、脇を締めて左右に平行に動かす。 この動きの練習は家にいるちょっとした時間でもできます。ゴルフでは、ボールを打つよりも、大事なことがあることを理解してください。