【箱根駅伝】逆転許し総合4位の早大 〝王者〟青学大から得たもの「タイムで走るのではなく…」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で総合4位に入った早大は〝経験〟をさらなる飛躍につなげる構えだ。 【写真】報道陣の取材に応える早大・花田監督 3日の復路では9区終了時点で表彰台圏内につけるも、最終10区で国学院大に逆転を許した。花田勝彦監督は「3位が見えていただけに、やっぱり終わってみたら悔しかったなというひと言。選手たちもそういう気持ちでいると思う」と顔をしかめながらも「そういう意味では逆にうれしい4位じゃなくて、みんなが悔しいと思えるところまでチームが上がってきたことは成長を感じる」と一定の評価を下した。 今大会は青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。王者の底力を再認識した一方で、学びもあったという。「青山学院の選手はリミッターが外れるというか、タイムで走るのではなく、その時の状況を判断して自分の感覚を大切に走っていた。そういうのをうちも鍛えていかないといけない」と分析した。 そんな指揮官の理想像は選手が自ら考えてレースを展開することだ。「私はもう何もアドバイスしなくてというか、見てるだけというか、箱根駅伝を卒業した後とかに世界を目指すのであれば自分でどんな状況でも判断して走るようにならないといけない」。悲願の総合優勝へ、花田色でライバルたちに戦いを仕掛けていく。
東スポWEB