プロ志望届提出の九共大・笹原愛斗が2点適時打「今は個人記録よりチームのこと」【福岡六大学野球】
◆福岡六大学野球秋季リーグ戦第1週第1日 九共大9―1(7回コールド)福工大(7日、九共大野球場) ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 春のリーグ戦で4位に沈んだ九共大が福工大をコールドで破り好スタートを切った。 1―1で迎えた5回に8点を奪うビッグイニングをつくり、一気に突き放した。押し出しで1点を勝ち越した後、1死満塁で4番笹原愛斗(4年・真颯館)が中越えの2点適時二塁打を放ち勢いづけた。続く半場陸(3年・北九州)も適時二塁打を放ち、さらに2点を追加。長打4本が出て打者13人の猛攻となった。 笹原はリーグ開幕前にプロ志望届を提出。社会人野球などの進路を決めることなくプロ一本に絞り、ラストシーズンに臨んでいる。夏の練習では毎日ティー打撃を300球以上打ち込み、夕食後にも打撃練習を重ねてきた。「今は個人記録よりチームのことしか考えていない。リーグ戦と九州大学選手権での優勝を目指していきたい」。主将としてチームを引っ張り21季ぶりのBクラスからの「下克上」を目指す。 (前田泰子)