【40代・50代の睡眠改革】瞑想+香りで「眠りの力」をアップ!
「ゴールデンウィークも終わり、なんとなく気持ちにハリがなくなり、ぽっかり穴が空いたような方もいらっしゃるでしょうか」と話すのはネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコさん。今回のお話は「眠りの力をアップさせる瞑想+香り」についてだ。 「ゴールデンウィーク中は忙しく動き回り、イベントや遠出もあったのに、すっかりそれも落ち着いてしまって『あー、これから何をすればいいの?』と、ちょっとだけ五月病ぽくなってしまったりして。 そんな時はもちろんゆっくり寝て、ココロとカラダを休めていただきたいです。 眠りにはリカバリーさせるチカラ、やる気を高めてくれるチカラがありますから、コレを生かさない手はありません」 ただ、ココロの疲れは少し他の方法を足してあげてもいいかもとヨシダさん。 「特にあれこれ慌ただしく連休中に動いた方は頭もフル回転していたことでしょう。その全速力だった回転を一旦リセットして、ニュートラルに戻すには<瞑想>がオススメです。 瞑想! と聞くとなんだか難しそう、自分一人ではできないなんてことを思う人もいるかもしれませんが、夜寝る前に(朝起きてからでもOK)静かな場所で、安定して座ることができれば半分は成功です。 そして目をつぶり(半眼でもOK)、頭の中にあることは全部どこかにしまうように追い出して、意識の先は今している呼吸だけに向けていきましょう。鼻から入る空気が鼻腔を伝う感じや、お腹の膨らみを意識して、また吐く時もその呼吸によるカラダの変化を追っていくように細かく感じてみてください。 実施時間はそれぞれできる範囲で良いと思いますが、せっかくなら少しずつ長く保てるようにしたいものです。私は最近、友人からいただいたマッチ型のお香が10分で燃え尽きるため、ちょうど良い感じの瞑想のパートナーとなっています」
夜時間を充実させる香りを探そう
「瞑想中はお香の自然な香りが部屋に満ちることで、呼吸に集中でき沈静、リラックス効果が得られます。また香りは脳に直接作用するため、交感神経が優位な状態から副交感神経に切り替える手助けとなります。 火の元の安全からも、お香を点けたまま寝ることはオススメできませんが、このように瞑想時間中、それもちょうど良い長さで燃え尽きるようなものであれば安心して使えますよね。 カラダもココロもリラックスして眠ることで、より質の良い睡眠を得られることでしょう。どうぞ夜時間を充実させるためにも、ご自分にあった香りアイテムを楽しんでみてくださいね」
【話してくれたのは】 ヨシダヨウコさん ネムリノチカラ代表。快眠コンシェルジュ。日本睡眠学会正会員。寝具店の娘として生まれ、心地よい睡眠を幼児期より体験するが、社会人になりたての頃、働きすぎで体調を崩す。また、実母の介護生活からも睡眠の重要性を再認識する。 漢方、発酵食、アロマ、呼吸、瞑想、ストレッチなどを取り入れ、日々「質の良い睡眠」を探求しながら、各方面へ発信中。代表を務めるネムリノチカラでは、企業の健康経営セミナーや個人の睡眠相談に応じるなど、睡眠全般についてのサポートを行っている。著書に『眠りのチカラ タイプ別睡眠改善&リッチ睡眠TIPS 101』(みらいパブリッシング)がある。