【飯塚オート・GⅡオーバルチャンピオンカップ】福岡鷹 ハンディ重化でS展開はより厳しいが、準決以上のSさえ切れれば…
<20日・飯塚オート・3日目> 【記者コラム・三島隆助の思想タイム3・40】 飯塚の新人、福岡鷹が1着の勝負駆けを成功させて準決進出を決めた。Sで叩かれると苦戦必至なのは本人も承知の上。「Fは怖かったが、タイミングを攻めないときついと思った」。限りなくゼロに近いSを切るつもりで思い切りクラッチレバーから手を離し、1角を先頭で通過すると、持ち前のスピードで後続に付け入る隙を与えなかった。 グレード戦の準決は、前節の山陽GⅡ若獅子杯に続いて2度目で、地元では初めて。地元で気負いはあるかもしれない。しかもハンディも重化して最高ハンディの10メートル前へ。ゼロ線単騎とはいえ、後ろには最高ハンディの超一流レーサーが並ぶ。それでも「Fをしないよう、空回りをさせないよう気をつけつつ出ていければ」。再度の逃走劇も見られるかも。▼11Rは、福岡が逃げ粘れば配当はアップ。金子大輔を軸に8―1=6753。