高木美帆、五輪は現段階で3種目を想定「的を絞って」得意の1500m「金」に照準 今年の目標は「紡ぐ」
スピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)を中心とする「チーム・ゴールド」が10日、長野市エムウェーブでの練習を報道陣に公開した。氷上練習ではフォームを確認するように佐藤綾乃(ANA)らと滑走した。 高木は2022年北京冬季五輪で5種目に出場し、金1個、銀3個を獲得した。来年のミラノ・コルティナ冬季五輪では、あくまで現段階とした上で「北京のようなチャレンジはしないのではないかな、と思っています。的を絞って1500メートルで存分に走れるようにしたい、と考えていて、私の中では3種目くらいかなと考えているんです」。2大会連続銀メダルで、世界記録を持つ得意種目に照準を合わせる方針を示した。 4度目の五輪となるミラノを来季に控え、今年の目標を問われると「紡ぐ」とし、色紙に文字を記した。「2025年の目標や自分の在り方として、いろいろな出来事や思考、日々を紡いでいって、2026年にあるミラノに向かっていきたい思いがあるので。積み上げていくだけではなく、いろいろなものをミックスさせていきたいなと思っているので、つなぎ合わせて日々を紡いでいくというのが一番しっくりくるなと考えています」と説明した。 高木はW杯個人種目で通算33勝としており、小平奈緒や男子の清水宏保が記録した日本歴代最多勝利へあと「1」に迫っている。ただ「他の人たちと出ている種目数も違いますし、一概に比較できるものでもないですし」とした上で「勝利数を上げることよりも、どうやったらもっと早く滑れるかということに、すごく関心を持っています」と話していた。
報知新聞社