秋を彩る映画の祭典! 第37回東京国際映画祭特集
「第37回東京国際映画祭」フェスティバル・ナビゲーターの菊地凛子さん。淡いグリーンのシースルードレス姿が、とても鮮やか。「沢山のお客様が映画を心待ちにしているのが伝わってきます」と、笑顔で語る菊地さんでした。
シンガポールの奇才エリック・クー監督の『Spirit World(原題)』に出演した吹雪ジュンさん。「役者さんにスタッフ、お久しぶりの人に会えて嬉しくて」と、映画祭ならではの出会いを楽しんでらっしゃいました。大人可愛い装いも素敵でした。
コンペティション審査員の橋本愛さん。審査員としては初参加。「こんなに豪華な方々の中に入るなんて緊張します」と話しながらも、これから始まる映画祭へのワクワクが隠せない様子でしたよ。
八雲ふみねも注目! 厳選シネマ5
東京都と連携し、女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする作品にフォーカスして選出された「ウィメンズ・エンパワーメント部門」。甲斐さやか監督が20年以上かけて脚本を書き上げ、満を持して映画化されたオリジナル作品『徒花 -ADABANA-』。 ある名門高校を舞台に、進学カウンセラーと退学処分となった生徒の母親が息詰まる心理戦を繰り広げる『10セカンズ』。 そして母として妻として、ひとりの女性として、変化していく日常の中で揺れ動く主人公の心情を紡いだ『母性のモンタージュ』。 いずれも現代に生きる人々の姿を力強く映し出した、深いメッセージ性が感じられる作品です。 連日、さまざまなイベントが開催された「第37回東京国際映画祭」。私は、今年から新設された「ウィメンズ・エンパワーメント部門」と、「Nippon Cinema Now部門」の作品を担当。会期中は、映画祭に訪れたゲストの皆さんと共に映画トークを展開し、有意義な時間を過ごさせていただきました。 その中から、八雲ふみねが注目した作品は……。
『徒花 -ADABANA-』上映後に行われたQ&Aセッションの様子。中国にクローン人間がいるという都市伝説にインスパイアされて、本作の制作に着手したという甲斐監督。そして、甲斐監督の強烈なオリジナリティを、役を通してどのように表現していくかを大切にしたと話す井浦さん。コロナ禍を超えた今だからこそ考えたい、本作が放つメッセージについて語り合いました。