最年少で「永世」称号 藤井聡太棋聖が会見 「長きにわたって活躍できるよう頑張りたい」
将棋の棋聖戦第3局が1日、名古屋市内で開かれ、藤井聡太棋聖が山崎隆之八段を下してタイトル防衛を果たした。藤井棋聖は棋聖戦5連覇で「永世棋聖」の称号を獲得。終局後の会見で「実感はないが嬉しい。今後も長きにわたって活躍できるように頑張っていきたい」と喜びを表した。 【動画】最年少で「永世」称号 将棋・藤井聡太棋聖が会見「長きにわたって活躍できるよう頑張りたい」
永世称号持つ棋士のイメージは「羽生九段」
藤井棋聖は「永世称号というのは時代を築いた棋士の方が取られるものというイメージがあった」として、特に「羽生(善治)九段のイメージが強い」と述べた。 永世称号は引退後に名乗るのが慣例だが、藤井棋聖は「これまで現役で永世称号を名乗られた方も還暦を超えてからというケースがほとんどかと思うので、私もまずはそこまでいければ」と笑みをこぼした。
次の称号かかる王位戦でも「しっかり集中したい」
先月20日の叡王戦で敗れて八冠の一つを失ったが、「一局一局頑張っていきたいと思ってきて、今回集中して結果を出せたことを嬉しく思う」と振り返った。 今月6日から始まる王位戦も永世称号がかかるシリーズ。「そこでもしっかり集中して面白い将棋をさせるように頑張っていきたい」と抱負を述べた。 (関口威人/nameken)