藤井聡太八冠が名古屋で“凱旋”会見 「実感や達成感わいてきた」「一方で重みも」
藤井聡太八冠が名古屋で“凱旋”会見 「実感や達成感わいてきた」「一方で重みも」
将棋で史上初の8タイトル制覇を達成した藤井聡太八冠が13日、名古屋市の「名古屋将棋対局場」で記者会見に臨んだ。大逆転勝利を決めた熱戦から2日が経ち、「実感や達成感が徐々に湧いてきた。一方で重みも感じている」と振り返った。 【動画】藤井聡太八冠、名古屋で凱旋会見 師匠・杉本八段が快挙労う
師匠の杉本八段は「勝利」の花束渡して労う
藤井八冠は出身地の愛知県瀬戸市から名古屋市の将棋教室に通い続け、この日は「凱旋会見」との位置付け。師匠の杉本昌隆八段は「勝利」の花言葉があるリンドウの花束を手渡し、弟子の快挙を労った。 藤井八冠は杉本八段をはじめ、「子どもの頃から将棋を教えていただいて、支えていただいた方にいい報告ができた。恩返しができた」と笑顔。「将棋という夢中になれるものに出会えてよかった。これからの子どもたちも好きなことや夢中になれることを見つけてくれて、それが将棋だったら自分としてはとても嬉しく思う」と述べた。
「今一番やりたいこと」の質問に「いい将棋指す」
今一番やりたいことは何かという質問には、「特に(頭に)浮かんでいなかった」と照れ笑いしつつ、「これからも竜王戦など対局が続くので、いい将棋を指したい」と将棋一筋の姿勢を見せた。 一方、杉本八段は「弟子たちの勉強会を開きたい。藤井八冠は忙し過ぎてなかなか来てくれないけれど、たまには来てくれないかな?」と呼び掛け、藤井八冠が目を合わせて微笑む場面もあった。