【鶏肉と新ジャガのみりん蒸し】もはやレシピ要らず!旬の新ジャガといっしょに塩でシンプルに蒸せば、春にぴったり
栄養士でありフードコーディネーターでもある藤岡操さんが「食堂のおかみ」になりきって提案するレシピ連載。大胆にも、この店のお品書きは「酒蒸し」1本!といっても、具材がや調味料が変われば趣も変わる魔法のレシピ。蒸し器がなくても、フライパンと日本酒や料理酒さえあれば誰でもできるメニューの数々。第37回は「チキンと新ジャガのみりん蒸し」です。 【写真】今日のおまけは… * * * * * * * ◆本日のメニュー 「鶏肉と新ジャガのみりん蒸し」 本日はちょっと変わり種、みりんを使った酒蒸しです。 みりんは、シンプルにいえば「甘いお酒」です。 米麹の酵素がもち米などのデンプンを分解し、熟成させることで特有の甘味と風味が生まれます。お酒のような作り方をするため、アルコール度数は13.5度以上、14.5度以下。 まろやかなリキュールのような味わいで、私が好きな『三河みりん』は、そのまま味わえるほど美味です。 ちなみに、みりん風調味料はアルコール度数が1%未満。アルコールを含まない液体に糖類や塩、香料、クエン酸などを加えたものです。だから、料理酒と同じ働きはありません。 つまり、酒蒸しに使うなら本みりんに限る!というわけです。 わが家では、照り焼きチキンを作るとき、砂糖は使わずみりんで優しい甘味に仕上げます。 これをヒントに閃いたのが、鶏肉のみりん蒸し。 新ジャガが美味しい時期。 鶏肉と新ジャガをみりんと塩だけで、シンプルにてりっと蒸すことにしました。
◆「鶏肉と新ジャガのみりん蒸し」の作り方 「鶏肉と新ジャガのみりん蒸し」 《 作りやすい分量 》 鶏モモ肉…………………………………………1枚約300g 新ジャガイモ……………………………………大1個(200g) A 本みりん……………………………………大さじ2 塩……………………………………………3つまみ強 本みりん…………………………………………大さじ2 水…………………………………………………大さじ2 《 作り方 》 1)鶏肉は大きめに切り、Aをもみ込む。ジャガイモは洗って皮付きのまま厚さ1.5cmに切る。 2)フライパンや鍋に1、本みりん、水を加えて強火にかける。しっかりと沸騰したら蓋をして10分蒸す。途中で一度ザックリ混ぜる。最後は蓋を開けて強火で10~20秒ほど水分を飛ばす。 ※蓋はきっちり密閉されないのせるだけのタイプでもOK。 ※塩ひとつまみは、指3本でつまんだ量です。
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