UKダンスシーンをけん引するOvermonoが語る「フレッド・アゲイン&リル・ヨッティ、ザ・ストリーツとのコラボ」
エド:感情ってそのときの気分とか状況によって変わってくると思うんだ。例えば、気分の良い日に音楽を聴けばさらに高揚するかもしれないし、調子の悪い日に音楽を聴いて落ち込むこともあるかもしれない。俺たちはライブに来てくれるファンがそういったさまざまな感情を持っていることを考えながら、最高のライブを届けたいと思っているんだ。
――少しファッションとの関係性についてお伺いします。あなたたちは、昨年3月には「ジバンシィ(GIVENCHY)」のショーに楽曲を提供し、今年6月にパリ・ファッション・ウイークで「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」のローンチパーティーをマシュー・ウィリアムズとともにキュレーションしました。自分たちの音楽がファッションと関わりを持つことを想像したことがありましたか。
エド:音楽を始めたときはまったくファッションとつながりを持つなんて考えていなかったよ。だからそうやって声をかけてくれてとても嬉しいんだ。ジバンシィのときも俺たちに全ての自由を与えてくれて、最高だと思えることをやってくれって言われてたんだよ。マシュー・ウィリアムズは俺たちのカルチャーも分かっているデザイナーだからすごくやりやすかったね。ファッションであれ音楽であれ、自分たちのやっていることに誇りや情熱を持っている人とつながることができるってすごく幸せなことだと思うんだ。マシューが服に懸けている情熱と俺たちの音楽に向き合う姿勢はつながっていると思うから、彼とのコラボレーションには無理がないんだよ。
――それでは最後の質問です。レコードショップの棚に「Good Lies」を置くとしたら、その両隣にはどんなアーティストの作品を並べますか。
トム:キャッシュ・コバーン(Cash Cobain)と、やっぱりジョイ・オービソン(Joy Orbison)だね。ピート(ジョイ・オービソン)はとても素晴らしいプロデューサーだと思うよ。その2人の作品の間に「Good Lies」があったら最高だね。