【毎日書評】コピーライターが実践する、人のこころを動かす「強いことば」をつくる3原則
3:リズム、語呂をよくする
キャッチコピーは、リズムや語呂で印象が変わってくるもの。そこで著者は、キャッチコピーをつくったら、何度も声に出して読みながら自分の耳で確認することを勧めています。ちなみにリズムや語呂をよくする代表的な手法は3つあるそうです。 3つのことばを並べる 同じようなフレーズを3つ連続して並べると、リズムがよくなり記憶に残りやすくなるといいます。 韻を踏む 韻を踏むとは、「語尾をそろえ、同じ音にする」こと(頭をそろえる場合は「頭韻」)。音が繰り返されることでリズムや勢いが生まれるわけです。 対句にする 「帯に短し、たすきに長し」など、詩や慣用句で使われることの多い対句とは、語格、表現形式が同一、または類似している2つの句を相対させて並べること。 似たようなフレーズを2つ並べると、お互いが際立ってリズムがよくなり、多少長くても記憶に残りやすくなるわけです。 「強いことばにする」ための基本として、まずはこの3つを覚えておくとよいようです。(40ページより) 流し読みすれば30分もかけることなく読み終えられるものの、その内容は一生役立つと著者は確信しているそう。ビジネスをさらにブラッシュアップさせたいなら、そんな本書を通じてキャッチコピーのつくり方を身につけてみてはいかがでしょうか。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 日本実業出版社
印南敦史