洗濯機が故障したので修理を依頼したら、「いろいろな個所を分解したので10万円かかる」といわれました。どこで依頼しても同じくらいかかるのでしょうか?
洗濯機の修理費用は故障内容によって異なる
洗濯機の修理費用は、故障の内容によって大きく異なります。修理依頼を業者やメーカーにすると、最低でも4000円程度の基本料金がかかるようです。 洗濯機の水漏れは、多くの場合排水ホースの詰まりや不具合が原因ですが、1万~2万円台の修理費用で済むことが多い傾向です。しかし、電気部品の交換が必要になると、修理費用は2万円台後半~3万円台になることもあるようです。電源が入らなかったりパネル部分に不具合があったりする場合には、電気回路の修理が必要となり、相場は5万円台に達することもあるでしょう。 一方、洗濯機の本体が傾いていたり異物が入っていたりすることによる異音の発生であれば、修理費用は1万円台中盤ほどで済むことがあります。しかし、モーターやユニットの交換が必要な場合は、8万円近い修理費用が必要になることもあるでしょう。 洗濯機のメーカーや種類によっても変動はありますが、10万円の修理費用は一般的にはやや高めと考えられます。
洗濯機を長く使うコツ
ここでは、洗濯機をより長持ちさせるためのポイントを紹介します。日々の使い方に気を付ければ、洗濯機の寿命を延ばして修理費用を抑えられるかもしれません。 ■衣類を洗濯槽内にためない 洗濯前の衣類を洗濯槽内にためたまま放置するとカビや雑菌の発生を引き起こす可能性があります。また、洗濯後も早めに衣類を取り出し、ふたを開けてしばらく乾燥させることが大切です。湿気を避けて清潔に保つことで、洗濯機の内部が長持ちします。 ■洗濯槽を傷つける汚れがないかチェックする 洗濯機を使用する前には、洗濯物の状態を確認し、汚れやゴミが付いていないかチェックしましょう。ペットの毛や髪の毛、砂や小石などが衣類に付着していると、洗濯機内部で摩擦を引き起こし、洗濯槽を傷つける原因になります。内部を傷つけるおそれのある汚れやゴミがある場合は、洗濯機に入れる前に予洗いをするか、手で落とすことをおすすめします。 ■都度のメンテナンスと月に1回のメンテナンス 毎回洗濯機の使用後は糸くずフィルターの掃除をしましょう。洗濯槽の隙間にたまったほこりは柔らかい布などで拭き取るようにし、洗剤の投入口なども汚れたら掃除するようにして、常に清潔な状態に保つことが大切です。さらに、月に一度は塩素系の漂白剤で洗濯槽のクリーニングをすることで、カビの繁殖やにおいの発生を防ぐことができるでしょう。
洗濯機の「修理費用10万円」は相場と比較してやや高めと考えられる
洗濯機の修理費用10万円は、相場と比較するとやや高額と考えられます。修理費用の内訳を確認し、必要に応じて複数の業者に見積もりをお願いする方法も検討できるでしょう。 余計な出費を増やさないためにも、日々の使い方やメンテナンスで故障リスクを軽減することが大切です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部