兵庫・尼崎のJR脱線衝突事故から17年 現場付近で黙祷
兵庫・尼崎のJR脱線衝突事故から17年 現場付近で黙祷
兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故の発生から25日で17年を迎えた。現場となった尼崎市久々知のマンション跡地周辺では、事故発生時刻となる午前9時18分ごろに合わせ、多くの人が黙祷がささげていた。 【拡大写真】工事が行われる前の現場付近の様子
この事故は2005年4月25日、尼崎市でJR福知山線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線し、線路脇のマンションに衝突した。 事故現場となったマンション跡地には「祈りの杜(もり)」が整備され、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年、一昨年と中止になっていた追悼慰霊式が行われた。
事故発生時刻の午前9時18分ごろに祈りの杜前を通過する列車はゆっくりと走行。電車の中には黙祷する乗客の姿。また、車掌が祈りの杜に向かって黙祷する様子もみられた。現場付近の路上でも、黙祷をささげる人の姿が多くみられた。