「契約更新は失敗した」ラツィオ鎌田大地、クラブとの交渉決裂で今夏移籍か?背後に恩師のクラブの存在と現地報道【海外の反応】
セリエAのSSラツィオに所属する鎌田大地は、残留が濃厚と報じられていた。しかし、土壇場になって交渉が決裂し、今夏にフリーで移籍する可能性も出ているようだ。イタリアメディア『LaLazioriamoNoi.it』は、現地時間31日に鎌田の契約更新に関する状況について伝えている。 【動画】鎌田大地、ラツィオでのスーパーゴール! 日本代表の鎌田は、マウリツィオ・サッリ前監督に代わって3月にイゴール・トゥドール監督が就任すると、出場機会を増やし、終盤のリーグ戦は9試合連続でスタメン出場。前監督政権下では退団が濃厚となっていたものの、状況は一変し、チームに留まる可能性が浮上した。 現地時間30日には、「ラツィオに契約更新の条項を行使するメールが送られた。来シーズンも本拠地のローマに留まることが確実だ」と、同メディアが報じていたものの、状況は一転したようだ。ラツィオと鎌田の契約更新について、「すべてが完了したかのように見えたが、更新は失敗した。鎌田は延長オプションを行使しなかった。つまり、日本人はラツィオの選手ではなくなる」と報じていた。 また、イタリアメディア『NOI BINCOCELESTI』でも、「鎌田の契約更新はあと一歩のところまで来ているように見えた」と述べた上で、「契約更新条項発動の期限が真夜中に切れる数時間前になっても、ラツィオが設定したいと考えていた契約解除条項2000万ユーロ(約28億円)について当事者間で合意が得られなかった」と、契約条件面で折り合いがつかずに更新が失敗したと伝えている。 契約更新が難航した背後には、鎌田の恩師でありフランクフルト時代の監督であるクリスタル・パレスの指揮官オリヴァー・グラスナー氏の存在も関係しているようだ。同メディアは、「プレミアリーグのチームやブンデスリーガの他のクラブからのオファーもあるかもしれない」と言及しており、今夏に鎌田が恩師のクラブや慣れ親しんだドイツに戻る可能性についても指摘していた。
フットボールチャンネル編集部