「優勝できるように頑張ります」 畑岡奈紗は6打差逆転を狙う
◇米国女子◇FM選手権 3日目(31日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72) 【画像】<初日>公式会見に招かれた吉田優利 畑岡奈紗は3日連続アンダーパーとなる「71」でこの日を終えた。パーオン率は3日間で一番いい83.3%(15/18)をマークしたが、スコアは初日、2日目の「70」に及ばない。 中継局WOWOWのインタビューで「たくさんチャンスがあったけど、あと一筋でなかなか決まらないことが多かった。2つショートしたけど、それ以外はいいスピードで打てているので、ホントあと一筋です」。2バーディ、1ボギーで終わった一日をそう振り返った。
パターを今週、ネックの入ったタイプからセンターシャフトのものに替えた。その感触はいいのに、入らない。この日のパット数「33」は3日間でワーストだった。「67」で首位に浮上したコ・ジンヨン(韓国)はパーオン率で66.7%(12/18)と畑岡より悪かったが、パット数は「26」。粗っぽく表現すれば、その差7ストロークが10位の畑岡との6打差とほぼ重なる。 最終日の逆転優勝は簡単な状況ではない。しかし、畑岡の表情は明るい。「ティショットは初日ほどではないけれど、昨日よりはいい感じで打てているので、自信を持っていきたいです。ショットはそれなりにいいので、パットが決まってくれれば」と自分の状態に手応えを感じている。
米ツアー6勝目を挙げた2022年4月「DIOインプラント LAオープン」から、この日で「2年129日」が経った。優勝のないブランク期間は18年6月「NWアーカンソー選手権」での同ツアー初優勝後、19年3月「キア・クラシック」(3勝目)から21年7月「マラソンクラシック」(4勝目)の「2年102日」をすでに超えて、最長だ。
首位と6打差で迎える最終日へ。畑岡は「ビッグスコアを出して、優勝できるように頑張ります」と力強く言い切った。