「八村、渡邊、ホーキンソンのビッグ3は世界に通用する」パリ五輪バスケ男子はドイツに敗れるもFIBA公式サイトは「5つの希望を抱かせた」と意外な高評価!
パリ五輪男子バスケットボールの1次リーグ初戦が27日、フランス北部リールのスタッド・ピエール・モーロワで行われ、グループBの日本代表は77-97でドイツ代表に敗れた。最後は昨夏のW杯王者の底力に屈したが、前半を44-52で折り返し、チーム最多の20得点をあげた八村塁(26、レイカーズ)を中心に最終クオーター途中まで食い下がる戦いぶりに、国際バスケットボール連盟(FIBA)は公式サイトで「日本に希望を抱かせる5つの理由」と題した緊急レポートを掲載した。 【画像】史上最強のSEXYクイーンら4人の“美ボディ”ラウンドガールが世界戦に登場!
特大のブーイングがコートに降り注いできた。 最終クオーターの残り8分7秒。攻め込んだドイツのマオド・ロ(31、オリンピア・ミラノ)が倒された直後だった。河村勇輝(23、横浜ビー・コルセアーズ)のディフェンスファウルを取った審判に対して、アリーナを埋めた満員のファンが抱く批判や不満がブーイングに込められていた。ロのオフェンスファウルじゃないか、と。 河村は直前に3ポイントシュートラインから遠く離れた位置から、いわゆるディープスリーを鮮やかにゲット。点差を64-76と詰めて会場を沸かせていた。しかし、ここからという場面でファウルを取られた河村は、3秒後にこの試合で4つ目のファウルを犯し、キャプテンの富樫勇樹(30、千葉ジェッツ)と交代した。 流れを断ち切られた、といってもいい微妙なファウルと交代。河村が再び投入された残り4分10秒の時点で、70-88と点差はさらに開いていた。チーム最多の7アシストを決め、五輪後にはNBAへ挑戦する司令塔は、最終的には77-97と20点差で敗れた自身の五輪デビュー戦を、次のように振り返っている。 「パリオリンピックは自分が目標としていた舞台だったので、コートに立ち、プレーできたことは嬉しかったです。しかし、今日のゲームでは簡単なターンオーバーがあり、ポイントガードとしてゲームコントロールできない時間帯があったのは反省点です。アリーナには日本のファンもたくさん駆けつけてくれました。そして、日本以外の方も僕たちのプレーに拍手してくれるなど、応援を感じながらプレーしていました」 日本とフィリピン、インドネシアで共催された昨夏のW杯でも、日本は1次リーグ初戦でドイツと対戦。81-63で快勝し、勢いに乗ったドイツは、最終的には8戦全勝で頂点に駆けあがり悲願の初優勝を達成している。 FIBAランキングを3位にまで上昇させ、金メダル候補の筆頭として乗り込んできたパリ五輪。再び顔を合わせた日本と、スコア的には昨夏の18点差がさらに広がった。フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は、第1クオーターから常にリードを奪い続けたドイツの勝利を、次のように伝えている。 「世界チャンピオンのドイツは、グループBでもっとも弱いチームに順当勝ちした」 それでも、同ランキング26位の日本が見せた、昨夏とはまったく異なる試合内容にポジティブな要素を見いだしたのだろう。FIBAは公式サイトに「日本に希望を抱かせる5つの理由」と題した緊急レポートを掲載した。 真っ先に取り上げられたのは「ビッグ3の活躍」だった。 「日本は八村塁、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソンというビッグ3を擁しており、彼らは世界の強豪相手にも通用すると示した」 チー最多の20得点をあげた八村をはじめ、16得点の渡邊雄太(30、千葉ジェッツ)、13得点のジョシュ・ホーキンス(29、サンロッカーズ渋谷)の上位3人で、総得点の約63パーセントにあたる49得点をあげた。
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