【MLB】 メジャー挑戦を目指す森井翔太郎が米メディアから高評価 アスレチックスとの契約を予想
東京・桐朋高校からメジャーへ直接挑戦すると報じられていた森井翔太郎が複数の米国メディアから高評価を受けている。「ベースボール・アメリカ」の2025年国際FAプロスペクトランキングでは23位、「ベイスボールFR」のランキングでは14位にランクインし、それぞれアスレチックスとの契約を予想した。ポスティングからメジャー挑戦を目指す佐々木朗希らと同じく、森井は2025年の国際FAが解禁される1月16日以降に契約する可能性が高い。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ
2006年生まれの18歳の森井は、遊撃手・投手の両方で高評価を受ける二刀流の逸材だ。「ベースボール・アメリカ」は森井の走攻守・投のスキルを高く評価した。打撃では優れたハンドアイコーディネーションから生まれるコンタクト力、さらにバットスピードの速さを買われている。守備では遊撃手として滑らかな動きと肩の強さを評価されたが、二刀流を続ける上では遊撃に留まるのは困難とも留意が付いた。投手としては、最速94マイルの速球とスプリッター、スライダーの感覚の良さに言及。投手一本だったとしても、本格的な有望株になれると称賛された。 両メディア共にアスレチックスとの契約を予想した。特に「ベイスボールFR」は「NPBを経由せずに国際契約した日本人選手としては史上最高の契約金を受け取ることになる」と、150万ドルで契約するだろうと報じている。 アスレチックスは来季から2028年までの間、サクラメントに仮移転し、2028年からはラスベガスに開場予定の新球場で戦う予定だ。ベストセラー「マネー・ボール」で知られる、低予算球団ながら無名の選手を発掘する戦略に定評のあるアスレチックスだが、国際FAからの育成という点では近年苦戦がちだ。直近でいえば、今季からオリックス・バファローズに入団するジョーダン・ディアスなどが、アスレチックスに国際FAで入団してMLBに昇格した選手の例となる。ただ、日本で実施した入団テストからアスレチックスと契約した冨岡聖平がAAAまで昇格し、さらに台湾からアスレチックスのマイナーに入団した右腕の莊陳仲敖が昨季急成長を遂げるなど、アジア方面における成果も徐々に見られるようになっている。