【高校受験】安全校を望む親vs挑戦校を受けたい子。親子間の「志望校選びバトル」究極の解決法
◆親子でよい受験体験を目指して
筆者自身、高校受験においては無難な学校を選び受験しましたが、「チャレンジ」をした友人を見るとうらやましく感じました。たとえ志望校に落ちたとしても、チャレンジしたことやそれに向けてした努力は素晴らしいもの。チャレンジしなかった人には得られない体験です。 親としてできる最善の受験サポートは、課題を分離し、子どもが主体的に受験に向き合える環境を整えることです。子どもが選んだ学校であれば、結果がどうであれ後悔は少なくなります。 逆に「親が選んだ学校」という捉え方を子どもがしている場合、たとえ受験に合格しても、入学してから楽しい高校生活が送れなかったり、自分でキャリアを実現していく“自立した”生き方ができなくなる可能性もあります。 高校受験は、子どもが自分自身の選択に責任を持ち、成長する貴重な機会です。親が子どもの課題に過剰に介入せず、子どもを信じて見守る姿勢を忘れないようにしましょう。普段以上に難しいことかもしれませんが、これは親にとっても成長の機会となるでしょう。 コーチングを教えている筆者からすると、子どもを信じることを試される絶好の機会が受験です。ぜひこのビッグイベントにおいて、どんな結果になっても子どもに対して「がんばったね」と言ってあげられる存在であってほしいと思います
▼坂田 聖一郎プロフィール
教員を13年間経験した後、独立し「株式会社ドラゴン教育革命」を設立。「学校教育にコーチングとやさしさを」コンセプトに、子どもたちがイキイキと学べる教育を実現できる世の中を学校の外から作りたいという想いで活動する教育革命家。
坂田 聖一郎(子育て・教育ガイド)