NEC小川航基の“幻のゴール”に主将や指揮官がVARに苦言「僕たちはエールディヴィジでプレーしているんだ」
NECナイメヘンの小川航基のゴールが認められなかったことについて指揮官やチームメイトが苦言を呈した。 25日に行われたエールディヴィジ第10節でNECは敵地でアルメレ・シティと対戦。小川と佐野航大が先発したこの試合、両チームともにゴールを奪えないでいると、78分にトーマス・ウーワイアンのオウンゴールでアルメレが先制。試合はこのまま終わり、NECは0-1でアルメレに敗れた。 そんな一戦で注目を集めたのが小川のゴールが認められなかった場面。試合序盤にバサル・オナルのクロスを小川がヘディングで合わせてネットを揺らしてNECがリードを奪ったかに思われたが、オフサイドで認められず。しかし、映像を見る限り同選手はオンサイドにいたように見え、VARのレビューが行われるもオフサイドラインの線を引くことができず、フィールド上の判定が支持される形になった。 これを受け、試合後にNEC主将ブラム・ヌイティンクはオランダ『Voetbal International』で「とても不可解だ。まだ映像を見ていないけど、なんで線が引けなかったのか理解できない。僕たちはエールディヴィジでプレーしているんだ。VARはできる限りフェアにするために使用されるものだ」と苦言。 また、NECのロジェール・マイェル監督は「ベンチから線が引かれなかったのを見た。このスタジアムではカメラに十分な高さがないことと関係しているみたいだ。私の疑問はあれがオフサイドであったかどうかということだ。しかし、どうやらオフサイドだったようだ」とコメントした。 なお、オランダ人記者サンデル・ヤンセン氏によると、VARによる長時間の確認の中で“機能しなかった”ようだ。