どちらが勝っても協力 米大統領選後も団結 NATO総長
【ベルリン時事】北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は4日、翌日に控えた米大統領選でどちらの候補が勝っても協力し、「団結し続けるようにする」と強調した。 【最新情勢】データで見る「アメリカ大統領選挙」2024年 共和党候補のトランプ前大統領はNATOを軽視するような発言をしており、加盟諸国は返り咲きを警戒している。 ベルリンでドイツのショルツ首相と会談後、共同記者会見したルッテ氏は「(民主党候補の)ハリス氏とも、トランプ氏とも協力する。同盟は米国にとっても利益がある」と訴えた。 ショルツ氏は「NATOの欧州の柱を強化しなければならない」と指摘。米大統領選の結果にかかわらず、脅威を増しているロシアに対抗するために欧州として防衛強化が急務だとの認識を示した。