【りょうさん・インタビュー/後編】りょうさんの体型がずっと変わらないでいる理由
劇団☆新感線の新作舞台『バサラオ』に出演するりょうさん。福岡・東京・大阪で全97公演。熱くハードな舞台で、アクションにも挑戦する。50代に突入し、ミステリアスな美貌と抜群の身体能力が大きく花開きそうなこの夏。マインドと体力を維持するための秘策は、ちょっと意外で、かわいいものだった!
この体型が、たぶん私のベストです
劇団☆新感線の舞台はそもそもハードだし、りょうさんが演じる女大名サキドという役は、アクションもたっぷりある。 「私、けっこう体力あるんです。子どもの頃から活発で、体を動かすのは好きなので、俳優になってからは、20年くらい前からトレーナーさんについてもらって、週1でトレーニングを重ねています。 声を出すにも舞台に立つにも必要な体幹を強くするのが目的で、マシンは使わずに自重を使う地味にキツイものです。それにプラスしてキックボクシングをやっています」 舞台に備え、2024年に入ってからは、さらに細かい準備を始めているそうで。 「刀を使うときに必要だと思うので、手首を柔らかくする運動をしたり。あと、車に乗るのをやめて、なるべくバスや電車や歩きで移動するようにしています」 スレンダーな体は、筋肉でできているらしい。 「この体型がたぶん自分にとって一番ラクというか、調子がいいみたいです。ちょっと痩せすぎでイヤだなと思って、たくさん食べて太ろうとしたこともありましたが、太らない。太れないんです。 ということは、今の体型が自分に合っているんだなと思っています」
体調維持のためには、漢方とクマザサ茶。 「漢方のカウンセリングに行って、自分の体の調子を見てもらい、自分に合うものを飲んでいます。始めて2カ月ぐらいなので今のところはまだ大きな違いがわからないのですが(笑)。 クマザサ茶は味が好きで、体にも良くて気に入っています。毎朝、鉄瓶で10分煮出して飲んでいたのですが、そのお茶が入手できなくなってしまって、今はお湯で割るだけの簡単なものを飲んでいます。 食事はほぼ自炊ですし、子どもたちもいるので、基本的に体にいいものを食べるようにしています。野菜たっぷりとか、そういうものが好きです」 疲れが出そうなときには、奥の手も。 「私は上咽頭が弱くて、体調を崩すときにはまずそこからくるので、しっかりケアしています。上咽頭というのは、鼻から吸い込んだ空気が一番最初に触れる場所、喉の奥のほうですね。 基本は鼻うがいをして、あとは梅肉エキスを使用した洗浄液を使ったりして、炎症がそこから喉まで広がっていかないように気をつけています」 ストレスを感じることはありますか? 「以前、体にちょっと異変が出たことがあって、『なんでだろう?』と思っていたのですが、原因がストレスかもとわかり、『私、すごく頑張っていたんだな』と思って安心したら治りました。『よく頑張った頑張った』って(笑)。新感線の舞台中は毎日元気ですよ」