テイラー・スウィフト、米ビルボードによる“21世紀のトップ・アーティスト”チャートで1位
テイラー・スウィフトが、米ビルボードによる“Top Artists of the 21st Century”(21世紀のトップ・アーティスト)チャートで1位に輝いた。このチャートは、2000年の初めから2024年の終わりまでの最初の25年間を振り返ったもので、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”と同ソング・チャート“Hot 100”でのパフォーマンスに基づいている。 カントリーからポップス界のスーパースターへと転身した彼女が米ビルボード・チャートに初登場したのは2006年7月1日、当時16歳で共作したデビュー・シングル「Tim McGraw」でだった。それから彼女は14枚のアルバムでBillboard 200の首位を獲得しており、これは女性アーティストとしては最多記録だ。また、Hot 100では12曲で首位を記録している。 そのほかにも、テイラーは2022年11月5日付のHot 100で、アルバム『ミッドナイツ』からの楽曲によりTOP10をすべて独占した初のアーティストとなった。2024年5月4日付の同チャートでは、アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』からの楽曲により再び同様の偉業を達成し、TOP14までを独占した。 一方、2009年、2015年、2023年、2024年に米ビルボードの年間Top Artistsチャートで1位を獲得したテイラーは、同部門が1981年に創設されて以来、この年間チャートで4回1位を獲得した初のアーティストとなった。 また、女性アーティストとしては最多となる59曲がHot 100でTOP10入りを果たしている。さらに、Billboard 200では86週にわたって1位を獲得しており、これはソロ・アーティストとしての最多記録だ。 当時19歳だったテイラーは、2009年に米ビルボードに対し、「10歳の時に、フェイス・ヒルがナッシュビルに行ってカントリー・ミュージックで成功したという特集番組を見ました。私は自分がやっていることが大好きで、1日のうちでそのことについて考えない瞬間は一度もありません。音楽業界について知るべきことをすべてを知っていると感じる瞬間もありません」と語っていた。 米ビルボードの“Top Artists of the 21st Century”、“Top Billboard 200 Albums of the 21st Century”(公式サイトで現地時間1月9日公開)、“Top Hot 100 Songs of the 21st Century”(現地時間1月10日公開)の総括は、2000年1月1日から2024年12月28日までの週ごとのチャートでのパフォーマンスを反映している。Top Artists部門では、Billboard 200とHot 100でのアクティビティに基づき、その期間で最も活躍したアーティストをランク付けしている。(1999年半ば以前にリリースされたタイトルは除外されているが、その期間にBillboard 200またはHot 100にチャートインした作品は、Top Artistsチャートの算出に貢献している。) 米ビルボードによる“Top Artists of the 21st Century”チャートでTOP10入りしたアーティストは以下のとおりとなっている。 1位 テイラー・スウィフト 2位 ドレイク 3位 リアーナ 4位 ポスト・マローン 5位 エミネム 6位 ザ・ウィークエンド 7位 ビヨンセ 8位 ジャスティン・ビーバー 9位 ブルーノ・マーズ 10位 アッシャー
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