暗号資産に友好的なロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が大統領選撤退、トランプ氏支持を表明
ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、米大統領選への無所属での挑戦を取り止めた。激戦州において代わりにドナルド・トランプ前大統領を支持するよう支持者に呼びかけ、ケネディ家の名の重みを共和党候補の後ろ盾につけた。 ケネディ家は民主党一族として長い歴史を持つが、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥であるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、自身の選挙運動がトランプ氏の当選のチャンスを危うくしないよう、「激戦区」10州の投票用紙から名前を消すと語った。 「執拗で組織的な検閲とメディアコントロールに直面し、選挙勝利への現実的な道があるとはもはや思えない」と、ケネディ氏は金8月23日、アリゾナ州でのプレスイベントで語り、次のように続けた。 「世論調査では、激戦州の投票用紙に名前を残すことで、私が本質的な問題で意見の合わない民主党に勝利を譲る可能性が高いことが一貫して示されてきた」 トランプ氏が勝利した場合、ケネディ氏は前大統領の政権に加わると語った。ケネディ氏が撤退について語るに伴って、予測市場ポリマーケット(Polymarket)では、トランプ氏が勝率を2%上昇させる恩恵を受け、ハリス氏の48%に対し51%の勝率となった。 23日の朝、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月の利下げを示唆したことですでに値上がりしていたビットコイン(BTC)はさらに上昇し、当記事執筆時点では過去24時間で5%高の6万3700ドルで取引されている。 ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は偉大なケネディ家の名を背負っているが、ケネディ一族の他の人々からは旗手として受け入れられておらず、バイデン大統領がカマラ・ハリス副大統領に民主党候補指名のバトンを渡す前の4月には、その多くがバイデン大統領を支持していた。 ケネディ氏の立候補はハリス氏よりもトランプ氏にダメージを与えると広く見られていたが、ケネディ氏からの支持がトランプ氏にどれだけの支持者をもたらすかは不明だ。