石川祐希が今季2度目のゲームMVPに輝く! チーム最多得点で逆転勝利に導くも「安定を手に入れる必要がある」と課題も
石川は、チーム最多16得点(アタック14、ブロック2)を記録。攻撃では苦戦する場面も見られたが、正念場の第4セット終盤に、スーペルコッパ決勝でも見せた献身的な守備で相手の猛攻を阻止してペルージャを奮起させた。その勝利に繋がるパフォーマンスで、今季リーグ戦2試合目にして早くも初MVPに輝いた。 現地で試合を中継した『DAZN IT』の実況担当アレッサンドロ・サルマーソ氏によるオンコートインタビューに応えた石川は、「非常に苦しい試合だった。最後に3-2で勝利できたことが大きい。けれど、チームは多くの部分でより良いプレーができたはず。(向上のため)努力しなければいけない」と試合を振り返った。 また、困難を乗り越えることが可能なペルージャだが、「良い時とそうではない時がある。安定を手に入れることが必要だと思っている」と決して油断はない。MBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)が9月後半に右ひじを手術、OHトリオの1人でウクライナ代表のオレフ・プロツニスキーは、スーペルコッパ準決勝で途中交代して以降、故障離脱中とチームコンディションは決して万全とは言えない。 そんななか、11月には欧州チャンピオンズリーグが開幕する。試合数が増加しても王者の絶対的な強さを見せつけ続けるには、アップダウンの修正が不可欠と見越しているようだ。 ペルージャの次戦は再びアウェー。日本時間10月13日午前1時開始予定の第3戦でヴァルサグループ・モデナの敵地へ3連勝を狙い乗り込む。 構成●THE DIGEST編集部