"たまたまのホームランではない"後半戦好調キープのドラ石川昂弥 試行錯誤の末に見つけた答えとは?
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無双ドラゴンズを見たい!
台風10号の影響で先週30日から地元バンテリンドームで予定されていたベイスターズ3連戦がすべて中止。夏休み最後とあって、多くのドラゴンズキッズのため息が聞こえてきそうな残念な週末となった。そして月が変わって9月。シーズンは終盤を迎えるが、なかなかチーム状態が上がらないドラゴンズ。ただそんな中でも、勝利を信じる多くのファンが毎試合ドームへ詰めかけている。その光景を見て首脳陣、選手たちは意気に感じないはずがない。自力でのクライマックスシリーズ進出は不可能とはなったものの、せめて9月だけでも"ドラゴンズはまさに無双だ!"と言わしめるぐらいの勝ちっぷりを見せてもらいたいものだ。 さて今週のサンドラは、若竜頭・石川昂弥選手の特集。開幕1軍入りを逃し、2度の2軍降格を経て、8月以降好調をキープする石川選手。一体何が変わったのか?復調のきっかけも合わせ、心境を語った。
とにかく結果を出さなければ
豪快なスイングに美しい放物線。チームの大砲、未来の4番候補と呼ばれて久しい石川昂弥選手のバットに快音が戻ってきた。ただここに至るまでには、険しく厳しい道のりだった。 昨シーズン、キャリアハイとなる13本のホームランを放ち、さらなる飛躍が期待された今年。オープン戦で40打数7安打、1ホームラン、打率.175と結果を残すことができず、開幕1軍入りを逃した。開幕を2軍で迎えることについて、当時の思いを石川昂選手は今でも鮮明に覚えている。 石川昂選手「"やっぱりか"みたいな感じでした。結果を残していなかったし、自分の中でも(バッティングの内容が)めちゃくちゃ悪かったので」 およそ1か月の調整後、1軍昇格を告げられたのが4月25日、東京ドームでのジャイアンツ戦。 "とにかく結果を出さなければ" しかし思い描くバッティングには程遠く、結果を残せないまま6月5日に1軍登録抹消となった。