レイバンのスマートグラス。オタク趣味にまったく興味ない模様
これまでさまざまなAIチャットボットに触れてきましたが、それらの共通点は1つ。みんな自信たっぷりに嘘をつくということ。 【全画像をみる】レイバンのスマートグラス。オタク趣味にまったく興味ない模様 「Ray-Ban Metaスマート グラス」には、AIによる画像認識機能が組み込まれているので、筆者の偏愛するオタク的な趣味についていくつか質問してみました。しかし、本やフィギュア、版画、おもちゃなどを見せてもまったく反応せず…。 しかも平気で知ったかぶりをするところが少し気に障ります。 先日行われたMeta Connectカンファレンスにて、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏はこのスマートグラスのアップデートを次々と発表しました。リマインダー機能やQRコードスキャン、WhatsAppやMessengerで簡単に返信できる機能などが使えるようになります。「クルマをどこに駐車した?」なんてスマートグラスに尋ねることもできるそうです。 さらに今後は、リアルタイム翻訳やビデオスキャンなどの機能が追加される予定。こういったリアルタイム機能により、今見ているものについてAIがコメントできるようになります。
レイバンのスマートグラス使ってみた
筆者はMetaから新しいレイバンのスマートグラスをプレゼントしてもらったので、実際に使ってみました。 このスマートグラスでは写真を撮ることもできますが、iPhone に比べると画質はぼちぼち。内蔵オーディオは満足なものでした。ヘッドホンや高品質のイヤホンには及びませんが、サブスクで音楽を聴く分には、ほとんどのノートPCスピーカーよりはるかに優れているかと。ビーチでくつろぐときには、このスマートグラスが最適な選択肢になると思います。 次にスマートグラスで自分の部屋の中を見渡してみることにしました。積み重なったボードゲームや壁に貼ったポスター、好きなマンガのキャラクターのフィギュア、『ウォーハンマー40000』コレクションの山について質問してみましたが、AIの反応は、ファンタジーやSFに興味がなく、「ただ関わっているふりをしているだけの人」という感じでした。まるで父親に自分の趣味について話しているときくらいぎこちない会話でした。ときどき話題に食いついてくれる父とは違い、Metaのメガネは嘘をつくのが下手で、関心のなさを隠すことがまったくできてません。