小泉純一郎元首相がトモダチ基金創設で会見(全文1)被ばく米兵救済のため
小泉元首相は、2011年3月の福島第一原発事故をきっかけに原発の危険性に対して気づいたとして、以降、「原発ゼロ」を訴えている。 【中継録画】小泉純一郎元首相が会見 トモダチ基金を7月に創設 東日本大震災の救助や復興を支援した米軍の「トモダチ作戦」に参加した元米兵らが、同原発事故で被ばくしたとして東京電力を相手取り集団訴訟を起こているが、7月にはそうした米兵を救済するための基金の立ち上げた。
トモダチ作戦とは? 城南信用金庫相談役、城南総合研究所長の吉原氏
司会:吉原さん。 吉原:先に。 司会:はい。 吉原:城南信用金庫相談役、城南総合研究所長をしております吉原と申します。今回のトモダチ作戦の記者会見に当たりまして、経緯をお話しさせていただきます。小泉先生はかねてより、「ロナルド・レーガン」をはじめとするアメリカの兵士の方々が3.11のときに日本の人たちを救うために一生懸命努力してくださったということを気に掛けており、その中に健康被害を被っている方々がいて、大変な深刻な事態に陥っているということをご存じでした。そしてこれにつきましてぜひ、興味を持って調べるようにと私どもにご指示がありまして、そしてある会合におきまして、ちょうど3月28日でございましたけれども、エイミー辻本さんと出会いまして、いろいろ、そのときにお話を伺いました。そして、この放射性、放射能が、大量の放射性物質が福島から太平洋のほうに流れて、約90%以上の放射性物質が流れたそうですけれども、それを、直撃を浴びたのが救助に当たっていたアメリカの若い男女の兵士の方々に、直接被害が及んでしまったことを伺って。 女性:吉原さん、通訳を入れさせてください。 吉原:あ、ごめんなさいね。日本の言葉でした。 通訳:(英語)。どうぞ、続けてください。 吉原:はい、ごめんなさい。それで、3月28日にエイミー辻本さんとお会いしたわけです。そしてさまざまなお話を伺いまして。そして、これはぜひお見舞いに行かなくてはいけない。日本のために尽くしてくれたアメリカの若い方々の、病気になっていることに対して大変心を痛めて、人道的な観点から、ぜひお見舞いに行こうということで、私どもにご命令されました。 そこで城南総合研究所といたしまして、小泉先生はその名誉所長でいらっしゃいますのでご一緒にサンディエゴへ行って、大勢の兵士の方々に直接お話を伺って今回の活動に至ったわけでございます。 これから先生からお話があると思いますが、本日の記者会見はこのトモダチ作戦に関する記者会見と伺っておりますので、できればご質問につきましてはそれに集中させていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。