【TRC】オールブラックスがイーデンパークで雪辱果たす。ウィル・ジョーダンが復活の2トライ。
「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(TRC)第2戦、ニュージーランド代表“オールブラックス”とアルゼンチン代表“ロス・プーマス”が8月17日にイーデンパーク(オークランド)で対戦し、オールブラックスが42-10で勝利した。オールブラックスは6トライを挙げて、ウェリントンで敗れた第1戦の雪辱を果たした。 大雨のイーデンパーク。キックオフからNZが攻め込む。 前半6分、敵陣22mライン内に侵入しアドバンテージが出る中、NZのCTBジョーディー・バレットのキックパスをSOダミアン・マッケンジーがインゴールでキャッチし先制トライを奪う。自らコンバージョンを決めて7点を先取した。 12分にはアルゼンチンが敵陣22mラインで得たペナルティからSOサンティアゴ・カレーラスのショットで3点を返す。 その後、NZは17分に右サイドのラインアウトモールからNO8アーディ・サベアがトライ。続けて23分にWTBケイリブ・クラークが左サイドに飛び込みトライをマーク。30分にはスクラムからSH TJ・ペレナラが右のブラインドサイドに走り込み、パスを受けたWTBウィル・ジョーダンが復帰後初トライをあげた。36分にもFBボーデン・バレットがラインブレイクしてインゴールへグラウンディング。 前半で5トライを奪ったNZはSOマッケンジーがコンバージョンをすべて成功させ、35-3でハーフタイムを迎えた。 後半2分、NZは左サイドに展開したラインからWTBジョーダンが2本目のトライ。コンバージョンも決まり7点を追加して、後半開始直後からアルゼンチンの戦意を削ぐ。 その後、互いにスコアが動かぬ時間帯が続き、終盤の31分にアルゼンチンが14フェーズを重ねた末にFBフアン=クルス・マリーヤがトライをマーク。途中出場のSOトマス・アルボルノスのコンバージョンも決まり7点を返した。 アルゼンチンのトライをこの1本に収め、6トライをあげたNZが42-10で勝利した。3トライ差以上をつけたことで、勝利の勝ち点4に加えボーナスポイント1を獲得した。 イーデンパークでは1994年以来無敗の記録を継続しているオールブラックス。この日の勝利で50戦無敗となった。 2週間後の現地時間8月31日におこなわれるTRC第3戦、NZはヨハネスブルクに遠征し南アフリカと対戦する。アルゼンチンはラ・プラタにオーストラリアを迎える。