パリ・サンジェルマンからレアル・マドリードへ移籍したキリアン・エムバペ（Getty Images）

レアル・マドリードのファンにとって、2024年6月は永遠に語り継がれる月になるだろう。 【画像あり】レアル・マドリードが15度目のCL制覇！ カルバハル＆ビニシウス弾でドルトムントを下す 月の初めに行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝、レアル・マドリードはウェンブリー・スタジアムにてドルトムントを2-0で下し欧州を制覇。15度目の優勝を飾り、大会史上最多記録を更新した。 スペイン国内のみならず欧州全体の王者になったことで、レアル・マドリードのファンたちは歓喜に沸いている。そして、世界で最も注目される選手との契約が完了したことは、彼らにとってさらなるご褒美となった。 ついに、キリアン・エムバペがレアル・マドリードの選手となったのだ。今シーズンの契約満了に伴ってパリ・サンジェルマンを退団する意向を表明してから、2年前に入団寸前までいったレアル・マドリードとの契約が予想されていたが、この契約がようやく成立した。 スポーティングニュースは、サッカーの歴史上最大となるフリー移籍を果たしたエムバペについて、新天地での契約や年俸、背番号、デビュー戦などの詳細をまとめる。

エムバペのレアル・マドリードでの契約・年俸

6月3日、レアル・マドリードはエムバペと5年契約を交わしたことを発表。彼のPSGとの契約は期限を迎え、このフリー移籍が正式に実現した。 フリー移籍とはいえ、もちろんエムバペの獲得には多額の費用が必要となる。『BBCスポーツ』の報道によると、エムバペのレアル・マドリードとの契約は1シーズンにつき1500万ユーロ（約24億円／1ユーロ＝160円換算、以下同）、1週間において28万8000ユーロ（約4608万円）の価値があるという。 PSG時代の収入と比較すると大幅ダウンとなるが、それも無理はない。 エムバペのPSG時代の年俸は、ボーナスを除いて7500万ユーロ（約120億円）だと伝えられている。『ニューヨークタイムズ』や『ガーディアン』を含む複数の報道機関によると、2022年に彼がPSGと新たな契約を結んだ際、クラブへの残留に同意しただけで1億ユーロ（約160億円）の契約金が支払われたという。 レアル・マドリードはこの破格の給与に近づけそうになかった。実際、UEFAとラ・リーガの両方から課される財務規定を考慮すれば、同じような金額を支払うことはできないだろう。しかし、減少する年俸の一部は5年の契約期間にわたって支払われる1億5000万ユーロ（約240億円）という巨額の契約金で補われる見込みだ。