百条委「偽証」疑い指摘 浜渦元副知事が反論(全文1)2者間合意メモに驚き
「都市計画決定をもう一度見直しましょう」ということだった
そこに新しい要素として以前は実現がしない、具体的になってないから、大学を持ってくる、病院持ってくるといろんな案があったように、市場も持ってくる要素として提案をすれば、自分のほうでも、ほかの役員にも話がつくと。こういうような、決定じゃないんですが、ニュアンスのお話もありました。で、同時に強く抗議を受けたのは以前、東京都港湾局から護岸工事をするから、その上を開発しませんかと東京ガスに提案があった。だから私たちはその案を飲んで東京都と一緒に開発をしようと。こういう話であったら、1年ほど前ですか、私がお目に掛かったとき、2年前になりますか。今度は突然に、護岸工事を東京都がするということだったが、金額が1000億近くなるので、負担してくれと。地権者、東京ガスにも負担してくれという話があった。それは理由が負担して、面積を延ばしたか、高くしたかよく分からないのですが、その当時の話で、利益が東京ガスにもあるからというお話だったが、それが1年たつと今度はその話も消えて全額、全額じゃない、東京ガスが負担を重ねてしてくれと。もうけの話はもうできないと。法律上、〓地財法上 00:15:44〓できないから、できないけれども、負担だけはしてくれということに、それにものすごいお怒りがありました。そこで私、現場を見てましたので、外のことは東京都がやりましょうと。もともと東京都が提案したお話ですから東京都がやるべきでしょうねと。そのことは分かりました。 同時にあの護岸を、東京ガスがお金を出すというのは、そこに権利が生まれるわけなんですよ。権利が生まれたら東京ガス専用の桟橋を造っていくと。永遠に東京ガスがその権利を持つということになるから、それは東京都として認めるわけにはいかない。で、同時にお金を東京都が全部負担するんでなくて、国の港湾局の協力も応援いただきたいと思っておりましたから、そのことは東京ガスでなくて、外側は東京都がやりましょうと、申し上げました。 で、中のことは分からない。具体的なことはありませんでしたが、土壌汚染というのはそのときに存在するというのは、ほとんど皆さん承知しておりました。今のような、現在、今日のように厳しい土壌汚染に対するお考えとかそういうものがありませんでしたが、当時の技術ができるという確信を皆さん持っておりましたし、土壌汚染の技術というのは、東京電力とか東京ガスであるとか、大きな企業が実際に自分のところを処理してるところでないと、技術は持ち得てない。残念ながら東京都環境局も独自に持ってるような状況ではありませんでしたので、中のほうはあなたのほうでまず調査をしてください。どこがどうか、抽象的な話になって図面の上で、どこがどれだけ汚いか。そういうことをまず調査をしてください。それが終わったら、それをきれいにしてください。でないと、東京都はその土地、取得できません。 で、私のときには土壌汚染法だとか、環境確保法だとか、それに縛られるような状況ではありませんでして、1つだけありましたのは東京都の財産価格審議会という会がありまして、これが不動産を取得するときには東京都財務局が主幹ですけど、そちらのほうで審査をして、調査をして、いくらのものだということで、金額が出て議会に提案して、承認されて初めて取得できるわけです。それの財産価格審議会の中に、地下の埋蔵物、土壌汚染、これがあるとこれは地権者、持ってる人が全部整備をしないといけません。それができない場合には、取得したあとでその金を請求しますという、そういうルールでありますが、その話を申し上げたら江口社長のほうはよく知っておりました。それはきれいにします、自分たちの力できれいにする。ということで、私、抽象的に言ってますが、外は東京都、中は東京ガス、こういう話がなったのは事実であります。 で、あと細かいことをしていきましょう。しかし一番時間がかかりましたのは、1年でできましたけど、東京ガスの中の意見の調整なんですね、実際の話としては。東京都はうまくいったら、やれやれということを言えるんですけど、向こうはほかの、関係してない、でも役員がいるんで、そこの説得をしないといけないので、そういう流れがありました。 で、それで最後になりますが、話を飛ばします。〓フサイ 00:19:16〓、基本合意というのがそこでできてくるわけなんです。で、基本合意の中は土壌をどうする、価格をいくらにする、そんなのなんて一切ありません。で、あるのは都市計画決定をしてたのをもう1回、細かく見直しましょうね、という話なんです。 お手元にあるでしょうから、それを再度読み込んでいただきたいと思いますが、都市計画決定をもう一度見直しましょうと、これが基本であります。それから他のところへの交渉とかは東京ガスがやるんでなく、東京都が責任を持ってやってくださいと、こういうのが基本合意のところまで、まず。 で、そのあと、百条委員会のときに出てびっくりしましたけれども、2者間合意とか称するメモがあると、なんですか、あれ、本当に驚きました。それは東京ガスの役員さんが、百条委員会でもそのようにおっしゃってたようですし、私と一緒に作業をしてた赤星理事も知らないし、のちのちの方々も、市場の関係者も責任者も知らない。誰も知らない。誰も知らないのをなんでするかというね、東京都の役所というか、そういうところはあったんです、実は。ほかにも説明したいことあるけど、ちょっと話ずれますから、どんなのだったかって聞いていただけばまた話をするようにしますが。 それでまあ、そういうことはあるということも知らずで、赤星理事は人事で移りまして、環境局に行きました。で、環境局というのはあとで汚いのが出てきたら大変だし、それをちゃんと本当に東京ガスがやるかどうか、ちゃんと環境局として見てねという話は、実はしておりました。それが何も、職務に関わる話じゃないけど、注意してねというのは、そういうことは申し上げたところであります。 で、野村部長が残っておりまして、もう1年、回って残るんですが、局長も変わりましたし、理事も〓ミヤ* 00:21:15〓さんのほうに代わりました。で、私のほうは石原知事にかくかくこうで基本合意までできました。で、もともとおまえがやれで、特命を受けて進めておりましたが、私が特命を受けたときに、それまでは福永副知事が担当しておりました市場というのも、中央卸売市場というのを私の所管に変わってきておりましたので、まず全部終わりましたと、そこまでは。あとは技術的な、個別的なお話になるので、報告を申し上げて、特命について、分かった、それでいいと、じゃあそういう細かいことを各局を集めて話を、交渉を進めるのは、知事本だな。はい、そうです。ほんじゃ、知事本にやらすから、おまえは別のことを、これをやってくれということで、そこまでで特命、市場の移転の交渉に関わるのは、私が責任を持ってやりまして、そこで特命は終わり、知事からはほかのことを、という指示を受けました。 流れとしてはそんなので。ただ、所管のしてる市場は私のままでした、ずっとそれは。市場については私のままであります。ついでに言いますけど、あんまり関係ないかもしれんですが、知事本というのも私の所管でした。大きな流れはそこまでが私が直接、用地取得交渉に関わったお話でございます。 ただこれの、私の分からないのは、その前もあるし、そのあとなんで金があんなに大きくなったかも、私自身も分かりません。百条委員会で質問を受けたあとに、はあ、そうか、と、すとんと抜けそうになったようなショックを受けた部分もありますけど、それはこのあと皆さんの質問の中でお答えしたいと思います。よろしいですね、おおむねそういうとこで、はい。 【連載】百条委「偽証」の疑い指摘 浜渦元副知事が反論会見 全文2へ続く