百条委「偽証」疑い指摘 浜渦元副知事が反論(全文1)2者間合意メモに驚き
そのことが水面下という単語の元
そこで私を副知事に就任して、10月の4日ですが東京ガスに参りました。これからお話ししますが、私が百条で疑念だというのは、皆さんが疑念だというのは、1年間でなんで駄目だった話がうまくいくようになったのか。たぶんですね。それから水面下という話が出てきた。水面下といったら、どんないやらしい約束したんだと。こういうことで疑問を持たれたんじゃないかと思いますので、その辺も考えながらお話しします。 で、東京ガスに行きまして、幹部さん並んでましたけど、名前もそのときは、さっぱり分かりませんでした。が、1人だけ、ものすごい顔を真っ赤にして、東京都に抗議をしてる人がおいでになりまして、それは東京都は約束したことを1つも守らんじゃないかと。自分勝手なことを言うんじゃないかというお話がありまして、真っ赤にしてにらみ付けてる方向を見ますと、わがチームの1人が顔を真っ赤にしてうつむいておりました。あ、本当だなと。これは交渉というのは人間関係が成り立たないと前に進まないと思いましたから、それから私と一緒にする担当は、目を真っすぐ見据えていた、政策報道室の赤星理事にお願いをいたしました。理事の上司は局長ではありますけれども、私のほうから特に赤星さんにお願いしますと。こういうことで政策報道室と私とで、以降、話を進めていくということになります。これが最初のところです。 で、そのときに東京ガスのほうから、背景としては株主総会でもうすでにお話を通していることだと。たぶんですが、数字、よく分からないが、平成10年ぐらいですかね。豊洲・晴海開発整備計画、東京都港湾局が提案してそれがその年に改定されたと思うのですが、そこには市場の話はありません。東京都が東京ガスと一緒に開発をしましょうと、こういう話がもう成り立っておりました。東京ガス側の経営会議でも、取締役会のほうでもそれが承認されている案件でありましたので、急にそれをやめて、市場をつくるのに協力しろったって、それは自分たちでもなんとも納得いかない。だからそれは個別の話で、具体的な話を進めていきましょうと、そういう意味だと思いますが、東京ガスのほうから表でやってても前に議論が進まないので、水面下でやらせてくれと、こういう話でありましたので、私は結構ですと。私がこの話を、知事から特命受けてやるようになった以上は私の責任で、分かりました、そうしましょうということを申し上げました。 そのことが水面下という単語の元になって、そのときに、だから何をする、かにをするのではなくて、東京ガスさんのご意向をおもんばかったわけです。私、そのときに忖度をしたと言いましたが、違う人が使っていますからその単語、やめます。よく理解しましたと、こういうことを申し上げて、それでいきましょうというのが第1回目です。 あと、覚書というのは次の年の2月21日ですが、あります。それまでの間、私の交渉したのは顔を真っ赤にしていた方、これは豊洲開発の社長さんで、江口さんとおっしゃいます。で、東京ガスのほうの、ガス側のほうの役員、責任者は市野さんだったと思います。で、ガスのほうについて、赤星理事のほうから接触していただいても江口さんのほう、豊洲開発の、よく理解をもらえるようにしなさいと、こういう指示だったそうですので、私は豊洲開発にすぐさまにお伺いしました。きちんとスーツをして、背広を着て、副知事らしい格好でそのときは行って、ごあいさつしました。 そうすると東京ガスは、植物園を持っていたのですね、そこに、当時。植物園はガスの熱でやっている、あるいは社会貢献が、こんだけいいことをしているというのをパネル、あるいは模型もありました。ものすごく細かく説明をいただきました。 最初はそれだけでして、次、また時間を置かずに豊洲開発、現場のほうに行きまして、視察をさせてくれと、現場、私は知らないから、現場を見たいというので、作業服で行きましたら、豊洲開発の社長さんも作業服でお迎えいただきまして、今、きれいになっていますけど、おとといですか、海から、豊洲を見てきましたけれども、すごいことになっているなと思ったんですけど、そのときはそんなんではなくて、〓おかの 00:11:21〓ほうできまして、5番がありますね、5番なんかもただのブロックだけでしたし、木の造りかなんかを打ったようなところもありまして、これはとても大変だなということを感じました。 それから案内をいただくときに工場があって、汚いものがあるというのはどこなんですかっていうのはお連れいただいて、コンクリを張っていたり、もうぺんぺん草が生えたりして、工場の跡という感じはしますね、建物の痕跡はありませんでしたけれど、この辺が一番、汚れているんじゃないか、そういう説明を受けました。そこでお部屋に帰ってお茶をいただきながら、江口さんのお話を聞きました。 彼はそのまま、開発という話がなければ、ご自分の話ですから、僕、そのまま記憶のある限り言いますが、東京ガスで役員さんになっていって、人生、終わっていくんじゃないかと思っていたら、豊洲開発という、ここの開発という責任者になった。というよりも豊洲開発という会社は、ここの現場を開発するためだけにできた会社だということで、ものすごい夢を持っておりました。ここ、どんなところにするかと。 で、思い起こせば私、10月の4日、東京ガスをお訪ねしたときに、役員室の窓から見えました、〓柵 00:12:43〓の向こうに、豊洲の土地が見えるわけなんですよ。で、それはね、役員さんみんな、あそこに俺のまちができるんだというので、夢を描いて、いろんな案を集めて、計画していたと思うのですが、それを突然に東京都の余分な、余分といいますか、勝手な言い分でやるという、それは不承知だったというのはよく分かりました。 で、その豊洲開発の社長さんと説明のいただいたあとでもちょっと私的な食事を持ったりしましたが、真っ赤な顔して口とんがらせたけど、日本酒、大好きで、飲むとチャーミングないい男になって、話がだんだん合っていくようになるんです。私も飲んべえですけれどもね。で、どうすればいいかというのは、きちんとお教えいただけるようになったわけなんです。で、それは何かというと、すでに計画があるものをなくして、東京都に土地を譲る、用地取得で来て、用地を渡すということでは、とても東京ガスではできない。今から株主さん、役員さんには説明はつかないから、今ある計画を改定をする、書き換えるじゃなくて、足し算して書いていただけないかと。ということは容積率だったり、住居の戸数だったり、いろんなことを都市整備上のやり替え、土地の換地もあります。そういうことをしていただきたいというお話がありました。