元世界王者の谷口将隆、判定で惜敗 「やりきりました」と引退示唆【IBFライトフライ級2位決定戦】
ボクシングIBFライトフライ級2位決定戦/東洋太平洋同級タイトル戦が15日、大阪・住吉スポーツセンターで行われ元WBOミニマム級王者・谷口将隆(30)=ワタナベ=が東洋太平洋ライトフライ級王者タノンサック・シムシー(24)=タイ、グリーンツダ=に12回判定1―2で惜敗した。谷口は序盤にボディーストレートなどで先手を取ったが、中盤からタノンサックが攻勢を強めると一進一退の展開に。両者決め手がないまま試合終了を迎え、ジャッジ2人が2ポイント差という小差判定で惜敗した。 「タノンサック選手は細かいうまさがありました。そこで上回れなかったのは自分の弱さです」(谷口)。進退について問われると「すっきりしています。やりきりました。できすぎなぐらいのボクシング人生でした」と、引退を示唆。ただ、ワタナベジム渡辺均会長は「ボクサーはそういうもの。時間をおくと気持ちが変わることもある」と、しばらく保留すると話していた。谷口はこれで19勝(13KO)5敗。勝ったタノンサックは37勝(33KO)1敗となった。
中日スポーツ