【ロングセラーモデルが新型に】 ホンダ・フリード 「エアー」/「クロスター」 福祉車両も同時発表
安心・安全領域と機能一覧
先進の安全運転支援システム「ホンダ・センシング)」を全タイプに標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、さらなる安心・安全を追求したと述べた。 ■搭載機能一覧 1)衝突軽減ブレーキ<CMBS> 2)誤発進抑制機能 3)後方誤発進抑制機能 4)近距離衝突軽減ブレーキ 5)急アクセル抑制機能 6)歩行者事故低減ステアリング 7)路外逸脱抑制機能 8)渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC> 9)車線維持支援システム<LKAS> 10)先行車発進お知らせ機能 11)標識認識機能 12)オートハイビーム 13)アダプティブドライビングビーム 14)トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支機能) 15)ブラインドスポットインフォメーション 16)パーキングセンサーシステム 17)後退出庫サポート
スロープ車とリフトアップシート車
またホンダはフリード・クロスターをベースに、スロープ車とリフトアップシート車を設定した。こちらのメーカー希望小売価格(税込)は297万7000円~329万5000円となる。 スロープ車は、電動ウインチ(速度調整機能・進路補正付)とスーパーフレックススロープを設定。普段のお買い物やレジャーシーンで使用できるとともに、介護用途における利便性を追求することで、生活スタイルの変化に適した多様な使い方により、幅広い層に使用可能なクルマを目指した。 また、リアヒーターダクト(車いす乗車スペース用)に加え、リアクーラーをフリードとして初めて備えることで、2列目や車いす乗車スペースにおいても快適な車内環境を提供する。 さらに、今回の新型フリードから型式指定自動車としてラインアップすることで、持ち込み登録の手間が省け、納車までの時間が短縮されたことも大きい。 リフトアップシート車は、助手席のシートの回転から昇降まで、すべて電動で操作を行うことで、車いすや杖を利用する顧客にとってストレスの少ないクルマの乗り降りを実現し、また、シートの背もたれの角度やシートポジションの電動調整を採用し、シート調整のしやすさを追求。 さらに、車いすの方もシートに乗り移ることで、長距離でも快適な移動の実現を目指したと付け加えている。
小川和美(撮影) AUTOCAR JAPAN(執筆)