僕が見たかった青空・岩本理瑚『SASUKE2024』で奮闘「歴史に自分も関わることができたんだ」
池に落ち、ずぶ濡れに
岩本は意を決したように歩を進めた。しかし、3歩目で迫りくるポールを避けきれず転落。池に落ち、ずぶ濡れとなった。 岩本 フィッシュボーンでは絶対落ちたくないと思っていただけに、めっちゃ悔しかったです。その後も見学させてもらっていたら、30人目くらいでやっとここを通ればよかったんだとわかりました。 落ちてしまって悔しかったけど、なんかうれしかったんです。SASUKEに挑む出場者の方達って、皆さん本気で挑んでいるじゃないですか。その歴史に自分も関わることができたんだなと思ったんです。私もSASUKEの一員になれた気がしました。SASUKEの池の水は私にとって聖水です。水と泥が混ざってて、きれいとは言えないんですけど(笑)。 岩本のひとつ前、エントリーナンバー6番はSKE48の伊藤実希だった。SASUKEアイドル予選会の優勝者だ。その伊藤はスクリュードライバーで落下している。 岩本 みきちゃんの思いを受け継ぐ思いはありました。私はスクリュードライバーをクリアできたけど、フィッシュボーンで落ちました。すると、池から上がったばかりのびしょびしょの私をみきちゃんが「頑張ったね」って抱きしめてくれました。 この日、岩本には応援してくれる僕青のメンバーがいなかった。全員に他の仕事があったのだ。その寂しさを感じ取ったのか、アイドルの先輩である伊藤は岩本を慰めた。 その後も2人の交流は続いている。伊藤は、名古屋で開催された僕青のライブを観覧し、その様子を興奮気味にラジオ番組で報告した。 SASUKEの本選に出場した岩本には、心にある変化が生まれた。 岩本 この日、誓ったんです。次も絶対出るって。出場してみて、SASUKEがより好きになりました。SASUKEを通して、私が僕青をもっと広めていきたいです。 この日の放送を見逃した読者は、岩本の雄姿を配信で確認してほしい。彼女のひた向きな姿をきっと好きになるはずだ。 ▽2025年3月19日(水)5thシングルが発売。「僕が見たかった青空」全国ツアーが決定。詳細は僕青公式HPをチェック。
犬飼 華