【後期高齢者医療】保険料はいくら?高額療養費制度の上限引き上げについても解説
主に75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度は、原則として1割の自己負担で治療や薬剤の処方を受けられる公的医療制度です。 ◆【画像をチェック】後期高齢者医療保険制度の自己負担割合は? 昨今は少子高齢化の進展に伴って、保険料や自己負担割合が引き上げられています。 今後も負担増が起こる可能性があり、高齢者世帯の家計に影響を与えると考えられるでしょう。 今回は、後期高齢者医療制度の保険料に関するデータや高額療養費の引き上げについて解説します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
後期高齢者医療制度の保険料「全国平均」と都道府県別データ
後期高齢者医療制度の保険料は、都道府県ごとに差があります。 被保険者一人当たり平均保険料額の全国平均と、都道府県別の平均額を見てみましょう。 ●後期高齢者医療制度の保険料の全国平均 まずは、全国的なデータから解説します。 ・被保険者均等割額の年額:5万389円 ・被保険者均等割額の月額:4199円 ・所得割率:10.21% ・平均保険料額の年額:8万4988円 ・平均保険料額の月額:7082円
後期高齢者医療制度の保険料「都道府県別データ」
続いて、2024年度における後期高齢者医療制度の保険料の都道府県別データを見てみましょう。 ・北海道:6025円 ・青森県:5170円 ・岩手県:4583円 ・宮城県:5025円 ・秋田県:4808円 ・山形県:5017円 ・福島県:4937円 ・茨城県:5125円 ・栃木県:4883円 ・群馬県:5317円 ・埼玉県:4858円 ・千葉県:4775円 ・東京都:5044円 ・神奈川県:5213円 ・新潟県:4633円 ・富山県:5033円 ・石川県:5409円 ・福井県:5458円 ・山梨県:5685円 ・長野県:4845円 ・岐阜県:5167円 ・静岡県:5033円 ・愛知県:5858円 ・三重県:5212円 ・滋賀県:5119円 ・京都府:5886円 ・大阪府:6211円 ・兵庫県:5812円 ・奈良県:5667円 ・和歌山県:5808円 ・鳥取県:5608円 ・島根県:5345円 ・岡山県:5500円 ・広島県:5211円 ・山口県:6124円 ・徳島県:5792円 ・香川県:5617円 ・愛媛県:5460円 ・高知県:5833円 ・福岡県:6357円 ・佐賀県:5967円 ・長崎県:5508円 ・熊本県:6196円 ・大分県:6184円 ・宮崎県:5458円 ・鹿児島県:6275円 ・沖縄県:5913円 都道府県によっては、保険料の月額に1000円以上の差が生じています。被保険者数や医療費など、さまざまな要素が保険料に反映されているため、都道府県ごとに差が生じるのです。