「助成金がもらえるうちに不妊治療を」19個の子宮筋腫を除去後、不妊治療したあやまん監督 高齢妊娠後にはパートナーから「意外なひと言」
── 旦那さんはいかがでしたか? あやまん監督:私は子どもができたら当たり前のように入籍をすると思っていたのですが、実は彼は「入籍するつもりはない」ということがわかりました。子どもをいっしょに育てる意思はもちろんあったのですが、結婚に対してあまりいいイメージがなかったようです。 最初は驚いたものの、その後パートナー制度などについて調べてみると、私自身も結婚にこだわりがないかも…と考えるように。大切なのはお互いの気持ちで、そのときはそれよりも無事に出産することのほうが大事だと思いました。ただ、彼も周囲からいろいろとアドバイスを受けて考えが変わったようで、結局は出産前に入籍をしたんですが…。
■子育てで夜ふかしばかりの生活から一変 ── 出産はどうでしたか? あやまん監督:子宮筋腫の手術をするときから、妊娠しても出産は帝王切開になると言われていました。お腹を切ることは不安で怖かったですが、子宮筋腫で一度手術をした経験はとても大きかったですね。覚悟ができていたというか…。子宮筋腫の手術後がつらかったので、なんとなく痛みや術後について想像できていたのがよかったのだと思います。 出産のときはなぜか、mihimaru GTの「気分上々↑↑」が手術室にBGMで流れていて、そのおかげで気分を上げて臨めたのがありがたかったです。出産後、最初の半年は彼が育休を取ってくれたので、ガッツリふたりで育児に取り組めました。最近は彼の仕事が休みなく働くほど忙しいので、ワンオペになりがちですね。
── 出産前の生活とはガラッと変わったのではないですか? あやまん監督:飲み会ばかりしていた生活から一変。まだ子どもも小さいので、夜はまったく外に出なくなりました。以前は寝ていたような時間に起きて、夜ふかしもしない。人って変われるものだな~と思っています(笑)。でも望みに望んで生まれてきてくれた子どもなので、とても幸せですね。 PROFILE あやまん監督 あやまんかんとく。1979年群馬県生まれ。2009年にパフォーマンス集団「あやまんJAPAN」を結成し、2010年にメディアで大ブレイク。その後、個人事務所「あやまんJAPAN株式会社」を立ち上げ、飲み会などのイベントを中心に活動を行う。2023年に出産し、男の子を子育て中。 取材・文/酒井明子 写真提供/あやまん監督
酒井明子