<Play・Hard>磐城 選手紹介/2 岩間涼星主将(2年) 信頼厚い、攻守の要 /福島
1年生の秋から正捕手としてマスクをかぶり、各投手の特徴に合わせた抜群のリードで投手陣の力を引き出す。中でもエース・沖政宗投手(2年)がマウンド上で岩間選手のサインに首を横に振ることはほとんどなく、「岩間が構えた所に投げるだけ」と言い切るほど信頼は厚い。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 打者としても核となる4番を任されている。秋の公式戦の打率は4割とチームトップ。「大砲として活躍するよりも、大事な場面で得点につなげられる打者になりたい」。その言葉通り、秋の公式戦では、9打点と勝負強さをみせた。 チームメートは口をそろえて「切り替えが早い」と評価する。練習前や休憩時間には、たわいもない話で和やかな雰囲気をつくるが、練習に入ると一変。他人の悪いところははっきりと指摘する一方、率先してグラウンド整備をするなど、人に厳しい分、自分にも厳しい。「主将として、自分が行動して示さないとチームは変わらないから」と主将の役割を自覚する。 いわき市立植田中時代に出場した全国大会で、レベルの高さを実感した。だが今は挑戦者という立場さえも楽しんでいる。「野球を始めた時、一球一球を追い、勝利を目指して頑張るのが楽しいと思った。どの試合でもきっと同じ」。頼れる主将が、夢の舞台での初勝利を目指し、チームをけん引する。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… 身長175センチ体重72キロ▽いわき市立植田中学校▽捕手▽右投げ右打ち▽長所は勝負強さ、走攻守のバランス▽得意教科は現代文、古典