ベスパ、新型『GTS 310』を発表。排気量アップで性能向上し、環境規制にも対応
11月5日、ベスパは中排気量スクーターの新型『GTS 310』をイタリア・ミラノで11月7~10日に開催されたEICMA 2024(ミラノショー)で発表した。 【写真】『ベスパGTS SuperSport 310』(ブルー・エクレッティコ) 今回発表された『GTS 310』は、ベスパGTSシリーズのうち、『GTS 300』の後継に当たる新規モデルだ。新型『GTS 310』での大きな変更は、やはり心臓部であるエンジンだ。排気量は従来の278ccからモデル名通りの310ccに引き上げられ、ユーロ5+規制に対応しつつも性能の向上を可能にした。 搭載する新型の310cc水冷単気筒エンジンは、最高出力は25hp(18.4kW)/6,500rpm、最大トルク28.9Nm/5,250rpmを発揮。低回転域でより厚いトルクを生み出すことで振動と騒音を低減し、快適性の向上にも寄与している。 『GTS 310』では、“標準グレード”と“Super”、“SuperSport”の3つグレードを揃えており、カラーバリエーションも各グレードごとに展開されている。 “標準グレード”のボディカラーは、『ベージュ・アヴォルジェンテ』、『ヴェルデ・アマビレ』、『ネロ・コンヴェント』の3色を用意。グレーのシートやグリップは、パステルカラーのボディとともに柔らかい印象を与える。 ミドルグレードの“Super”では、『ロッソ・コラッジオーソ』、『ビアンコ・イノセンテ』、『ネロ・コンヴェント』の3色のカラーを展開。ブラックのシートやホイールがよりクロームを際立たせるカラーリングに仕上げられた。 そして、上位グレードの“SuperSport”では、フロントシールドのカーボン基調の“タイ”やエッヂ部分などがブラックに仕立てられ、各所にアクセントカラーのオレンジがあしらわれている。ボディカラーは、『ヴェルデ・アンビジオーゾ・マット』、『ビアンコ・イノセンテ』、『グリジオ・オッティミスタ』、『ブルー・エクレッティコ』、『ネロ・コンヴェント・マット』の5色を揃えている。 今回のミラノショーで発表された新型『GTS 310』の価格や発売時期などの詳細はまだ明かされていない。参考として『GTS 300』のメーカー希望小売価格は、SuperSportが88万円(税込)、SuperTechが91万3000円(税込)となっている。 [オートスポーツweb 2024年11月12日]