「ずっとライバルと戦いながら良いペースを示した」VCARB代表がラスベガスGP9位の角田裕毅を称賛…残り2戦での総合6位浮上に望み|F1
VCARB F1チームのローラン・メキエス代表が、ラスベガスGP終了後にコメントを発している。 【動画】『マックスフェルスタッペン‼ ワールドチャンピオン』フェルスタッペンがノリスの前でチェッカーを受けドライバーズ4連覇達成…スフィアにもお祝いの映像が流れる ラスベガスにおいてVCARB勢はFP1で十分にアタックラップができずに19-20発進と、不安な立ち上がりとなる。路面温度が低く、VCARBは今回リアサスペンションなどに大きなアップデートを入れたこともあり、セットバランスを煮詰める作業が困難なのではないかとの見方も。 だが木曜から金曜にかけてVCARBはマシンバランスの改善に成功し、角田裕毅は予選で7番グリッドを獲得。決勝レースではベスト・オブ・ザ・レストの位置で戦い続けたが、終盤にニコ・ヒュルケンベルグに抜かれ、角田はP9に順位を落としてしまった。 後方から迫ってきたレッドブルのセルジオ・ペレスを防ぎきり、角田はラスベガスで9位を死守。値千金とも言える2ポイントを手にした。
メキエス代表は「まずマックス・フェルスタッペンとレッドブルの友人たちはドライバーズチャンピオンシップという大きな栄光を手にした。ことについて、彼らを祝福したい」と発言。姉妹チームであるレッドブルの大きな成果を喜んでいる。チーム公式メディアを通じて述べた。 そして自チームについては次のように振り返っている。 「我々VCARB、そしてドライバーは、ラスベガスでまたしても力強い週末を過ごした」 「予選でとても素晴らしいパフォーマンスを見せ、7番グリッドからスタートしたユウキは、レース中ずっとライバルたちと戦いながら、素晴らしいオーバーテイクを繰り広げるなどかなり忙しいレース展開になったね」
「もちろん残り5周で(ヒュルケンベルグに抜かれ)順位を落としてしまったのは悔しいことだ。それでもレース全体としては良いレースペースを示していたし、チャンピオンシップポイントの2点を手にしたことは本当に大きい」 「一方でリアム(ローソン)にとってはより厳しい週末になってしまったね。彼のクルマはこのトラックで走るにあたり、なかなかトリッキーだったようだ」 「この挙動についてはデータをしっかり分析して、完全に理解する必要があると思う。決勝で何度か良いペースを見せたものの、グリッドで後ろだったこともあり、リアムは多くの時間をトラフィックに巻き込まれながら走ることになってしまった」 メキエス代表は改めて、コンストラクターズ8位→6位浮上に向けて意欲を示している。 「コンストラクターズ選手権の戦いは非常にし烈になっている。カタール、アブダビと続く中東での終盤2連戦では、その戦いがさらに激化するだろう」 現在、コンストラクターズ争いで8位のVCARBは46ポイント。7位アルピーヌは49ポイント、6位ハースは50ポイントと、獲得点数では接近しており、1レースで一気に逆転することが可能な状況となっている。 コンストラクターズ順位は、ポジションを一つ上げただけでチームへの分配金が10億円~15億円ほど増額するとも伝えられている。VCARBとしてはこのままP8でのフィニッシュではなく、ハースとアルピーヌをまくって総合6位でフィニッシュしたいところ。そのためにも、角田には残り2戦で大きな期待が懸かることになる。
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