メッシ、古巣バルセロナを語る「どうか過去のクラブの姿に戻ってほしい」「バルサの選手は2位を受け入れちゃダメだ」|ラ・リーガ
現インテル・マイアミFWリオネル・メッシが、古巣バルセロナについて語った。 バルセロナの下部組織で育ち、トップチームでデビューした後には10回のラ・リーガ優勝、3回のチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2回の三冠(ラ・リーガ、CL、コパ・デル・レイ)達成の立役者となるなど、クラブ最大規模の黄金期を築いたメッシ。そんな同選手はバルセロナ創立125周年に際して、スペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じた。 メッシはバルセロナで最も印象に残っていること、印象に残っている人物を問われると、こう返答した。 「正直に言って、特別な瞬間が多過ぎるんだ。何より覚えているのは、皆で勝ち取ったコレクティブなタイトルたち……セクステテの年だね(2009年に達成した六冠。三冠に加えてUEFAスーパーカップ、スペイン・スーパーカップ、インターコンチネンタルカップを優勝)。それと、あまりうまくいっていなかった時期に状況を逆転させられたこともそうかな。特別な瞬間は数多くあって、そのすべてを噛み締めたよ」 「印象に残っている人物? それぞれ理由は違うけど、僕の心に刻まれている人物が2人いる。一人目はペップだ。彼は長い間、僕の監督だったし、想像すらしていなかった信じられないことを一緒に成し遂げた。そしてもう一人はロナウジーニョだね。彼は(トップチームに加わった)僕を歓迎してくれた。本当に助けてくれた。トップチームで過ごす最初の時期、僕は彼の世話になったんだ」 「同様に、チームメートだったアンドレス(・イニエスタ)やチャビのことも深く記憶している。ここマイアミで一緒にプレーする3人(ブスケツ、ジョルディ・アルバ、ルイス・スアレス)もね。もちろん、ティト・ビラノバに触れないわけにはいかない。彼がいなくて、僕たちはとても寂しく思っている」 メッシは財政難を主な理由として苦闘を続けてきたバルセロナが、完全復活することを願っている。 「どうか、過去にずっとそうあり続けたクラブの姿に戻ってほしい。彼らは世界の模範であることを決して止めていないが、毎シーズン最後までタイトルを争ってほしいんだ」 「バルサの選手は2位や勝てないことを受け入れてはいけない。それはソシオ(クラブ会員)やファンが最大限を求めるからだ。世界最高のクラブであれば、本当に厳しい要求を課されるんだよ」 「僕はラ・リーガ、コパ、チャンピオンズで優勝するバルサの姿をもう一度見たい。そうできないシーズンがあっても、最低でも最後まで闘ってほしいね」 メッシはまた、クレ(バルセロナサポーター)に向けたメッセージを求められ、次のように返している。 「あなたたちのことを本当に恋しく思っている。早いタイミングで再会できることを願っているし、世界最高のクラブの一員であることをどうか誇らしく思ってほしい」