車を売却したら、一方的に「修復歴があったから減額する」と言われました。すでに修復歴は伝えていたのですが、本当に応じる必要はあるのでしょうか…?
車を買い替えたり手放したりするときは、少しでも高値で売りたいものです。ディーラーや複数の中古車買取業者で比較をして車を売るのが得をする方法といわれていますが、時としてトラブルに巻き込まれることもあります。 本記事では、中古車の売却における買取店とのトラブル事例を挙げ、対処法などを解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
未だに後を絶たない中古車買取トラブル
2023年は、大手中古車販売会社のスキャンダルが大きな話題となりました。渦中にあった会社のネットでの口コミを見ると「中古車売却に関するトラブル事例」が多数報告されています。 ネット社会となった今においてもトラブルが後を絶たないのが、中古車買取に関するトラブルです。これは大手だから安心、というわけではありませんので、対策法を含めて方策を練っておく必要があります。
ケース別・減額請求されたらどうする?
表題の場合、ユーザーと買取店の間で買取金額の合意があったにもかかわらず、車を引き渡した後に一方的に買取金額の減額を求められた、という事案です。この場合、査定時における行動によって泣き寝入りしなければならないのかが決まってきます。詳しく見ていきましょう。 ■修復歴を伝えたうえで買い取ってもらった場合 最もオーソドックスなケースは、査定時のヒアリングの段階で正直に車の修復歴などを伝えていた場合です。 この場合、基本的には修復歴などを考慮した査定金額が算出されているはずです。にもかかわらず減額要求をしてくるというのは、明らかに業者側に落ち度や悪意があると言えます。こういった場合、買取店の営業担当者の要求に応じる必要はありません。 ■修復歴などを隠して回答していた場合 車に重大な瑕疵(修復歴や故障)があっても、正直に伝えず査定をしてもらい、査定をした営業担当者がそれに気付かなかった、というケースを想定してみましょう。この場合、買い取りを依頼したユーザーに重大な過失があります。 場合によっては買取店から詐欺として訴えられる可能性があります。そうならないためにも、車に故障などがあれば包み隠さず伝えるようにしましょう。
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