"次のステップ"目指す福岡、DF上島拓巳の5年ぶり復帰を発表「非常に熱意のあるオファーをしていただきました」
アビスパ福岡は横浜F・マリノスからDF上島拓巳を完全移籍で獲得したことを発表した。 柏レイソルでプロキャリアをスタートさせた上島は2020年に福岡へ期限付き移籍。J2リーグ戦41試合に出場すると、翌年から柏で定位置をつかむように。2023年に横浜FMへ加入し、1年目はJ1リーグ戦21試合、2024シーズンは26試合に出場していた。 5年ぶりに福岡でプレーすることが決まった上島は「5年ぶりにアビスパ福岡でプレーさせていただくことになりました」と語っている。 「アビスパ福岡から離れてからの4年間で、クラブはJ1リーグに定着し、ルヴァンカップ優勝など着実に成長している姿を見てきました。そして今回クラブとして、J1リーグでの上位争い、ACLE出場、そしてより多くのタイトル獲得という次のステップに行くために力を貸してほしいという非常に熱意のあるオファーをしていただきました。僕自身がこの4年間でどれだけの成長をできたのかは分かりませんが、すばらしいクラブでたくさんの経験を積むことができました。自分の持っている全てをこのクラブに注ぎ、アビスパ福岡のために熱く闘います!」 また、2年間を過ごした横浜FMに向けて以下のように感謝を述べた。 「まずは公式戦61試合という過密日程の中、結果が出なくても、遠く離れた異国の地でも応援し、サポートしていただいたファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。この2年間でタイトルを取ることができず、一緒に喜ぶことができなかったことがとても心残りです。特にクラブとして悲願でもあるACLのタイトルを目前にし、2,000人ものファン・サポーターの皆さんの後押しがあったにもかかわらず、残念な結果になってしまったことが今でも本当に悔しいです。もっとこうしておけばよかったと今でも思います」 「その気持ちを忘れたことはないですし、レギュレーションが変わったACLEになってからも、忘れ物を取りに帰るという気持ちで常に戦っていました。そしてグループリーグの突破が目前になり、来年の決勝トーナメントに向けてという中でこの決断をしました。長い間悩みましたが、この決断に後悔はありません。あとは横浜F・マリノスのすばらしい仲間たちに託しました。2年間という短い時間でしたが、横浜F・マリノスでプレーできた時間は本当にすばらしいものでした。僕のサッカー観を変え、選手としても、1人の人間としても大きく成長できたと思っています。来年からは対戦相手になりますが、横浜F・マリノスのアタッキングフットボールに自分なりのスタイルで抑え込みます。2年間本当にありがとうございました!」