最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング41~50位。J1~J3全60クラブの下位に沈んだのは?【2023年】
42位:FC今治 ホームスタジアム:今治里山スタジアム(収容可能人数:5316人) 平均入場者数:3711人 今治里山スタジアムをホームスタジアムとするFC今治は、2023シーズンの1試合平均観客数が3711人だった。 2019シーズンにJFLで3位となって2020シーズンからJ3で戦っている今治は、Jリーグ挑戦が始まったタイミングで新型コロナウイルス感染拡大防止のための入場制限があったため、過去との比較は難しい。それでも、観客数はシーズンごとに増えている。今季は2022シーズンの2320人から約1.6倍の増加だった。 2023シーズンで最も多く観客が入ったのは、開幕戦・福島ユナイテッドFC戦の5424人。第10節・愛媛FCとの「伊予決戦」も5037人の観客が訪れ、収容可能人数5316人の今治里山スタジアムはほぼ満席だった。 観客数が3000人を割ったのは3試合のみで、安定してスタジアムが埋まっていた印象を受ける。チームも過去最高の4位でシーズンを終えており、集客でも成績でもポジティブな結果と言えそうだ。
41位:水戸ホーリーホック ホームスタジアム:ケーズデンキスタジアム水戸(収容可能人数:10152人) 平均入場者数:3726人 ケーズデンキスタジアム水戸をホームスタジアムとする水戸ホーリーホックは、2023シーズンのJ2で1試合平均3726人の観客を動員した。 2000年からJ2で戦い続けている水戸は、2013シーズン以降、コロナ禍前の2019シーズンまで、毎年平均観客数が4000人を超えていた。7位になった2019シーズンは、6087人でクラブ史上最多記録を更新していたが、2023シーズンは大幅に減少している。 ホーム開幕戦は、まずまずだった。J3から昇格してきたいわきFCとの対戦は「常磐線ダービー」として話題になり、5028人の観客が訪れている。しかし、チームはなかなか結果が出ずに下位に低迷した。これが客足に影響したのか、開幕戦の観客数をなかなか超えられなかった。 2023シーズン最多入場者数を記録したのは、最終節・清水エスパルス戦で9219人がやってきている。シーズンのラストゲームとして重要だったとしても、すでにJ2残留を決めていた水戸にとっては消化試合だった。一方で、2位で最終節を迎えた清水は自動昇格を決められるかどうかの大一番だったため、観客数急増の理由はアウェイチームにあると考えるのが妥当だろう。 水戸の今季の観客数で、2019シーズンの平均を超えたのはこの1試合のみというのは、ショッキングなことかもしれない。
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