【オリックス】才木海翔がプロ初先発で好投見せる 3度の三者凡退含む5イニング1失点 好機生かせず勝ち星は“おあずけ”
◇プロ野球パ・リーグ オリックス-日本ハム(16日、京セラドーム) オリックス・才木海翔投手がプロ初となる1軍での先発マウンドで、好投を披露しました。 育成出身・プロ2年目の才木投手は5月24日に支配下登録を勝ち取りました。その後、1軍で13試合にリリーフ登板。抹消後、2軍戦の3試合で先発登板を経て、プロ初の1軍先発登板を迎えました。 才木投手は日本ハムの上位打線相手に初回から2イニング連続で三者凡退。自慢の直球を生かし、見事な立ち上がりをみせます。 これまでストレートとフォークを多用した投球を行ってきた才木投手ですが、先発転向にあたって変化球も習得。中でもカーブは、今季からオリックスに加入したエスピノーザ投手の球を参考にしたということです。 無失点のイニングを続けていましたが、迎えた3回。先頭打者の日本ハム・万波中正選手にこの日初となるヒットを浴び、その後ランナーを2塁に送られます。1アウト2塁で打席に水野達稀選手を迎えると、タイムリーを浴び先制点を献上しました。 才木投手の好投を援護したいオリックス打線はその裏、西野真弘選手がレフトヒットで出塁。若月健矢選手が送りバントを決めランナーを2塁に進めると、大里昂生選手のセンターフライの間に西野選手がタッチアップ。日本ハムの送球ミスも絡み得点、試合を振り出しに戻します。 迎えた5回、才木投手はフライ・ゴロ・三振で再び三者凡退。マウンドを降ります。 才木投手の好投に勝ち星をプレゼントしたいオリックス打線は、5回裏に2アウト満塁の好機をつかみます。しかし打席に向かった来田涼斗選手はゴロに倒れ、得点に繋げることができませんでした。 プロ初先発で堂々たるピッチングを披露した才木投手。しかし、プロ初勝利はお預けとなりました。