シンプルボディになったAurora R16。性能はちゃんとAlienwareだった
パフォーマンスも上々
ゲームでのパフォーマンステスト 今回のレビューでは、240HzのQHDモニターと最大160Hzの4Kモニターを使用していくつかゲームをテストプレイしました。これでヘビーなタイトルでどのようなフレームレートが期待できるかがわかるはずです。 まずは、『Cyberpunk 2077』でテストした結果です。最も重い「レイトレーシング:ウルトラ」でDLSSをオフの設定の場合、240Hzモニターでは平均60fpsになります。DLSSをオンにするとフレームレートを2倍の120fpsまで上げられますが、画面上にNPCが多数いる場合は80fps程度まで落ちたりします。画質を4Kまで上げるとフレームレートが落ち始めるので、ゲーム内ベンチマークで平均80fpsまで上げるにはDLSSをオンにしたほうが良いでしょう。 『バルダーズ・ゲート 3』では、屋内では140fpsを突破できます。アクト3の市街地で、さらに多くのNPCが走り回っている場合を除いて、100fpsを下回ることはなかったです。 ほかのゲームでも非常に高いパフォーマンスで、『Halo Infinite』と『The Finals』では250fpsを軽く超えていました。それでも、4Kでのゲームの場合、最高設定ではパフォーマンスが低下するため、60fpsを超えるパフォーマンスを実現するには、さまざまなスケーリングオプションを検討する必要があります。 そのほかのベンチマークテスト 3Dベンチマークソフトの「3DMark」でテストしましたが、"Time Spy"と"Speed Way"のテストでどちらも期待通りの結果となりました。QHDモニターでは期待以上のパフォーマンス、4Kモニターでも同等の性能を示しました。 これらのテストをみても、4K弱くらいの解像度でのゲームが最適だといえます。RTX 4080 Superはほとんどのタイトルで4Kを処理することはできますが、重いタイトルの一部ではフレームを維持するのに、Nvidiaのスーパースカラ処理よる高速化が必要でしょう。 Core i9-14900KFのCPUベンチマークはかなりの高パフォーマンスでした。ゲーミングノートPC向けのCore i9-14900HXを搭載した「Razer Blade 16」のレビューもしましたが、Aurora R16はGeekbenchのスコアで勝っていました。また、Core i9-14900KFはHandbrakeを利用したビデオエンコーディングのテストでも高いスコアを出しています。 ゲームをプレイしているときでも、そのほかの作業をしているときでも、これがハイエンドPCであることを改めて感じましたね。