喘息の吸入器を分解した薬剤師「おまえ企業努力の結晶じゃねーか…」 複雑な仕組みに「ミニ四駆に使えそうな歯車」「部品の数すごい」とビックリ
薬剤師が喘息などの薬の吸入器を分解してX(Twitter)に投稿。容器内の複雑な構造に驚きの声が寄せられています。 【画像】分解された吸入器
開けてビックリ!
薬剤師のこばやししょうた(@koba_shota)さん(以下、こばやしさん)は空の「レルベア200エリプタ30吸入用」の吸入器のパーツを見やすいようにテーブルに広げて撮影しました。 「エリプタ」は喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の薬で、吸入して服用します。 吸入器からは、さまざまなサイズや形の歯車やパーツが。それを見たこばやしさんは、「なんか最後まで分解したら薬価5402円が安く感じてきた。おまえ企業努力の結晶じゃねーか…」とコメント(※調剤料、処方料、調剤技術基本料などが加算され、保険適応がされるので購入時に支払う金額とは別)。 1回分の薬が、服用する人にとっては簡単に、確実に出てくるように作られており、想像以上の精密さにこばやしさんは驚きの声をあげたのでした。
歯車、部品の多さにびっくり
投稿には「すごい。ミニ四駆に使えそうな歯車」「咳ぜんそくになるたびお世話になるやつ 部品の数すごい」「レルベア、喘息なので使ってるけど、中がこんなふうになっていたとは! 一回分ずつ吸うようになってる仕組みが凄い」など、複雑な構造に驚く声が多数寄せられていました。「あとで捨てるのもったいないですぅ」「わかる。なんか重量とかからして0カウンターになったとて軽々捨てていいのか悩む」と、使用済みの吸入器を捨てづらいという反応も。 また、「企業努力 本当にそう思います」「自分でカプセル詰めてガッチャンしてたころと比べて、手間がまったくなくなった。高いけどそれだけの価値はあるので、感謝しかない」「喘息の吸入が高いので何とかならんかと聞いてみたら『薬そのものよりも容器が高いので何ともならない』と言われたのをこれ見て思い出した」というコメントも。高いのにもちゃんと理由があったということのようです。
未使用や使用中の吸入器を分解するのはNG
リアクションの中には「分解してみたい」とのコメントも複数ありましたが、今回、こばやしさんが分解したのは使い終わった吸入器です。 こばやしさんは吸入器を使用する人に向けて、「未使用品や使用中のものを分解して使えなくなってもう一個欲しいと言っても 保険は使えず自費になりますので絶対にしないようにお願いします」と警告しています。 入っている薬の量や吸入器の構造が気になっても、使用中・未使用の吸入器は絶対分解しないでくださいね!
ねとらぼ