小島聖さん(48歳)20代で挑んだヌード撮影への思い「恥ずかしいことをしたわけじゃない」|美ST
実力派女優として舞台や映画で活躍を続ける俳優、小島聖さん(48歳)。子役から演技の世界に入り、『ナースのお仕事』などのテレビラマへの出演で注目を集め、映画『あつもの』『完全なる飼育』でのセンセーショナルな演技や篠山紀信さん撮影のヘアヌード写真集『West by South』で世間に衝撃を与えました。小島さんのこれまでについてや、俳優としての今後の展望を、たっぷりとお伺いしました。 ▶︎【画像で見る】ヘルシーな大人の艶っぽさが溢れる女優・小島聖さん(48歳)
学校がどうしても好きになれなくて、「なら劇団は?」と軽い気持ちで入ったのが始まりでした
お話を伺ったのは…俳優・小島聖さん(48歳) 《Profile》 1976年3月1日生まれ。東京都出身。1989年、俳優デビュー。1999年、映画『あつもの』で、第54回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。コンスタントに映像作品に出演を続けながら、舞台出演も精力的にこなす。近年の出演作は映画『誰が為に花は咲く』ほか。今後の出演作に舞台『FOLKER』(大阪・堂島リバーフォーラムにて2025年2月14日~)。私生活では一児の母。年齢と経験を重ねた上での円熟味と説得力ある演技には、益々の注目が集まっている。
実は芸歴長いんです。11歳で劇団ひまわりに入団しましたから、もう40年近いことになります。演技に興味があったか? いえ、全然(笑)。もともと学校という環境がどうも肌になじまなくて、好きになれなかったんです。学校以外の場所を模索していたときに劇団ひまわりの募集を見つけて、「なら劇団は?」と応募したのが始まりでした。劇団に入るといろいろなレッスンがあって、「何となく楽しいかも」と当時は思っていました。でもそれは部活の延長というか。仕事として真剣に取り組むような気持ちではありませんでした。高校の時までは学業中心でしたし、言われるがままにただやっていたという感じです。 20歳くらいの時に初めて舞台を経験し、そこから改めて「この世界が好きだな」と俳優として生きることを意識し始めました。その後、映画『あつもの』(1999年公開)で池端俊策監督や主演の緒形拳さんから薫陶を受け、お芝居の奥深さを実感。リハーサルも入念にしてくださり、役に対する心持ちなんかも初めて学べた現場でした。